ファイナルキャッシュバック（FinalCashBack）のEAが凄い！評判上々？XMよりリベート率高いFX業者もあるけど要注意！？まとめて解説＆EAガチ検証！

ファイナルキャッシュバック（FinalCashBack）という海外FXのキャッシュバックサイトで提供しているEAのガチ検証を行っていきます！

キャッシュバックサイトなのにEAをダウンロードして利用できるという唯一無二の特徴があるのですが、キャッシュバックも受け取れるのならもしかしたらEA-BANK等より凄い仕組みなのかもしれませんよね。提供されているEAの実力はどれ程のものかお手並み拝見でしょうか？

本記事では、ファイナルキャッシュバックのリベート率等の概要やEAの仕組み・始め方までまとめて解説していきます。

ファイナルキャッシュバック（FinalCashBack）とは？

そもそもキャッシュバックサイトって何？

そもそもキャッシュバックサイトが何なのかよくわからない方の為に簡単に説明させて頂くと、キャッシュバックサイト=IB業者（※）です。
※IB=Introducing Broker

自社のWEBサイト経由でユーザーに海外FX業者の口座開設をしてもらってIB報酬を獲得し、そのIB報酬の多くをユーザーへキャッシュバックしてその差額分で稼ぐというビジネスモデルです。この海外FXのIBには誰でもなれるのですが、FX業者毎にIBには実績に応じてランク分けがあり、キャッシュバックサイトは一番高いランクで高いIB報酬を獲得することで、ユーザーが自己IBするよりも高いキャッシュバック額を提供することができ、かつ自社も利益を得られてWINWINという仕組みです。

例えば、AさんがキャッシュバックサイトでXMの口座を開設してドル円1ロットの往復取引を行い、キャッシュバックサイト側で10ドルのIB報酬が発生したとすると、そのうち9ドルをユーザーへキャッシュバックを行い、残り1ドルが自社の利益になります。

IB報酬の多くをユーザーへキャッシュバックするので一人分の利益は薄利なのですが、殆どのユーザー（高ランクのIB除く）にとってはキャッシュバックサイトを利用しないデメリットが殆どないので利用者が多く、生産性があるとはいえないのに薄利多売でわりと手堅いビジネスではないかと思います。

運営歴の長いの老舗キャッシュバックサイト！

ファイナルキャッシュバック（FinalCashBack）は2011年9月設立で、12年以上運営歴のある老舗のキャッシュバックサイトです。

会社概要
運営会社	FinalCashBack, Inc.
設立日	2011年9月1日
所在地	2F Capital City Independence AvenP.O. Box 1008 Victoria Mahe Republic of Seychelles.
主な事業	・投資関連情報の提供
	・ソフトウェア及びWebシステム開発
	・投資に関する広告代理店業務
	・その他事業

海外FX業者と同様に所在地が海外（セーシェル）の会社の為、仮に出金されない事態に巻き込まれたとしても日本の法律では守られずに泣き寝入りせざるを得ないというデメリットもあるのですが、仮に出金されない場合はFX業者側に原因がある可能性が高く、安定したビジネスモデルで、しかも運営歴の長いキャッシュバックサイトなので信頼性は高いと見ていいかと思います。

リベート率は他社と比べてどのくらい？

参考までに、ファイナルキャッシュバック（FinalCashBack）のリベート率が他社キャッシュバックサイトと比べてどの程度なのかを簡単にまとめてみました。以下表はFX通貨ペア1ロットの往復取引をした時にユーザー側で発生するサイト別のキャッシュバック額です。

	TariTali	CashBackVictory	FinalCashBack
XMTrading/スタンダード	$9.00	$8.00	$6.00
HFMarkets/プレミアム口座	$9.90	$4.80	$6.30
Axiory/スタンダード	$4.50	$4.00	$3.00

ファイナルキャッシュバックの公式サイトでは「リベート率世界No.1」という記載があるのですが・・・昔は本当にそうだったのかもしれませんが、現状ではTariTali等の同業他社にはリベート率では劣っており、全般的に見てもわりと普通のリベート率ではないかと思います。

キャッシュバックサイトなのに精鋭揃いのEAを提供！

それではファイナルキャッシュバック（FinalCashBack）がどこで他社と差別化を図っているのかというと、2023年9月からEAクリエイターの募集が行われ、FinalCashBack ExpertAdvisorというオプションサービスが新たに始まりました。

キャッシュバックサイトなのに、EA-BANKや旧GEMFOREX等のようにWEBサイト上でEAをダウンロードして利用できる仕組みはとても斬新なのですが、よくあるIB縛りのEAとは違い、提供されたEAで取引してキャッシュバックも受け取れるという特徴があります。

また、ファイナルキャッシュバックで利用可能なEAはかなり審査が厳しく、少数精鋭の方針のようです。以下、EAクリエイターが提出するバックテストデータのパフォーマンス目安です。

例えば、スイングトレードのEAだったら取引回数が足りなくてもプロフィットファクターが高ければ審査に通る可能性がありますが、基本的には上記を満たせないEAは最初の段階で足切りされる可能性が高いと見てよさそうです。

結局のところ安定して勝てるEAを提供できなければ、ファイナルキャッシュバックにとってもユーザーにとってもメリットがあるとは言えませんし、既に公開済みのEAを拝見する限りでは特にナンピン系のEAには審査が厳しいのかなという印象があります。

尚、バックテストのデータ提出はあくまで一次審査に過ぎず、この次はファイナルキャッシュバック側でフォワードテストの検証が始まり、これに合格すれば晴れてEAは公開されることになります。

但し、公開後もずっと公開され続けるのはかなりハードルが高く、公開後のEAの取扱いについては以下のガイドラインが定められています。

以下、公式サイト上でフォワードテストでPF（プロフィットファクター）のいい順に並び替えてますが、実は現時点（2024年1月30日）で公開されているEAが僅か10個しか表示されていません。

まだサービスが始まって実質数ヵ月しか経っていないとはいえ、プロフィットファクター1.0未満のEAは容赦なく非公開もしくは取り扱い中止になっているようですし、いかにファイナルキャッシュバックのEAが少数精鋭なのかがわかるかと思います。

EA開発者にとっては厳しい環境なのでより安定したEAを作る必要があり、ユーザーから見れば最初からEAが厳選されている為、EA選びで迷いにくいというメリットもあるかと思います。

ファイナルキャッシュバック（FinalCashBack）のリベート率一覧：XMより高いFX業者もあるけどくれぐれもご注意を！

リベート率一覧（全23社分）

以下、現時点（2024年2月2日）でのファイナルキャッシュバック（FinalCashBack）のFX業者・口座種別毎のリベート率一覧（1ロット=10万通貨当たり）です。WEBサイト内で提供しているEA（ExpertAdvisor）やアカウントコピーツール（※）を利用する場合はリベート率が変わります。

FX業者	口座種別	リベート率	ExpertAdvisor利用	アカウントコピーツール利用
Axiory	スタンダード	$3.00	$1.50	$2.10
	ナノ	$1.20	$0.60	$0.84
	マルチトレーダー	$6.00	$3.00	$4.20
	cTraderSTD	$1.50	–	$1.05
	cTraderNano	$0.60	–	$0.42
Bigboss	MT4スタンダード	0.45pip	0.225pip	0.32pip
	MT4プロスプレッド	$0.45	$0.23	$0.32
DiscoveryFX	スタンダード	0.70pip	0.35pip	0.49pip
	ナノスプレッド	0.70pip	0.35pip	0.49pip
FBSMarkets	スタンダード	65%	32.50%	46%
	セント	65%	32.50%	46%
	ゼロスプレッド	65%	32.50%	46%
	ECN	65%	32.50%	46%
FocusMarkets	スタンダード	0.20pip	0.10pip	0.14pip
	Raw	0.10pip	0.05pip	0.07pip
FXDD	MT4スタンダード	0.75pip	0.375pip	0.53pip
	MT4プレミアム	50%	25%	35%
	ウェブトレーダー	50%	–	–
	Swordfish	0.35pip	–	–
FXOpen	ECN/STP	25%	12.50%	18%
FxPro	FxPro MT4	30%	15%	21%
	cTrader	30%	–	–
HFMarkets	トップアップボーナス	$7.00	$3.50	$4.90
	プレミアム口座	$6.30	$3.15	$4.41
	ゼロスプレッド口座	$2.80	$1.40	$1.96
	セント口座	$0.06	$0.03	$0.04
IFCMarkets	Micro	$5.00	$2.50	$3.50
	Standard(MT4)	$5.00	$2.50	$3.50
iForex	Live account	55%	–	–
InstaForex	Insta.Standard	1.32pip	0.66pip	0.92pip
	Insta.Eurica	1.32pip	0.66pip	0.92pip
	Cent.Standard	1.32pip	0.66pip	0.92pip
	Cent.Eurica	1.32pip	0.66pip	0.92pip
IS6FX	マイクロ	0.50pip	0.25pip	0.35pip
	スタンダード	0.50pip	0.25pip	0.35pip
	プロ	0.15pip	0.075pip	0.11pip
LandPrime(旧LandFX)	Live	75%	37.50%	53%
	ECN	75%	37.50%	53%
M4Markets	スタンダード口座	0.30pip	0.15pip	0.21pip
	ロースプレッド口座	$1.30	$0.65	$0.91
	プレミアム口座	$1.00	$0.50	$0.70
MGKInternational	ノーマル	0.80pip	0.40pip	0.56pip
MiltonMarkets	FLEX口座	0.60pip	0.30pip	0.42pip
	SMART口座	0.18pip	0.09pip	0.13pip
	旧スタンダード口座	0.36pip	0.18pip	0.25pip
	旧プレミアム口座	0.18pip	0.09pip	0.13pip
MyfxMarkets	standard	0.30pip	0.15pip	0.21pip
	pro	$1.50	$0.75	$1.05
ThreeTrader	Pureスプレッド	0.07pip	0.035pip	0.049pip
	RAWゼロ(ドル)	$0.35	$0.18	$0.25
	RAWゼロ(円)	35円	17.5円	25円
TitanFX	スタンダード	0.32pip	0.16pip	0.22pip
	ブレード	$0.80	$0.40	$0.56
	マイクロ	0.32pip	0.16pip	0.22pip
TradersTrust	クラシック	$2.50	$1.25	$1.80
	プロ	$1.00	$0.50	$0.70
	VIP	$0.25	$0.13	$0.18
TradeviewForex	ILC	50%	25%	35%
	cTrade	50%	–	35%
	Currenex	50%	25%	35%
XMTrading	マイクロ	$6.00	$3.00	$4.20
	スタンダード	$6.00	$3.00	$4.20
	ZERO	$3.00	$1.50	$2.10
	KIWAMI極	$1.80~$9.00	$0.90~$4.50	$1.26~$6.30

XMより高いFX業者も！？但し、高ければいいわけでもない点には注意！

ファイナルキャッシュバックでキャッシュバック可能な海外FX業者は23社あり、TariTali（20社）やCashBackVictory（18社）と比べても数が多いというのは特徴の一つですね。

但し、以前は倍くらいのFX業者を取り扱ってたところから、出金拒否等のトラブルのあった業者の取扱いを中止していった結果現在に至っており、決して取扱い業者数が多ければいいわけでもないのでご注意ください。

上記の中で最も有名なXMTradingが1ロット当たり6ドル（約900円）と高いリベート率になっていますが、InstaForex1.32pip（約1,980円）・FXDD0.75pip（約1,125円）・HFMarkets7ドル（約1,050円）等をご覧の通り、実はXMよりも高いリベート率のFX業者はわりと存在します。
※上記の日本円換算は、1ドル=150円の時にEURUSDを取引する場合の想定です。

但し、リベート率が高いということはスプレッドが広くてトレードでは不利になりますので、必ずしもリベート率が高ければいいわけではありません。ThreeTraderのRAWゼロ口座は35円と圧倒的に低いリベート率ですが、スプレッドと取引手数料を考慮すればトータルでそれ以上に有利です。

また、最も重要なのはFX業者の信頼性であり、最近ではGEMFOREXのような大手でも出金遅延でサービス停止になってますし、日本で金融ライセンスを取得していない海外FX業者だと何かあっても日本の法律では守られずに泣き寝入りせざるを得ないだけに、リベート率以上にFX業者の選定には一番気をつけるようにしましょう。

ファイナルキャッシュバック（FinalCashBack）のEAの始め方！

ファイナルキャッシュバック（FinalCashBack）のEAのサービスの始め方は以下の通りです。

1. ファイナルキャッシュバックのユーザー登録
2. ファイナルキャッシュバック経由でFX口座開設もしくはIB紐付け
3. ご利用希望のEAをダウンロード
4. EAの利用申請
5. EAをMT4へセッティング

ファイナルキャッシュバックのユーザー登録

まず、ファイナルキャッシュバックのユーザー登録がまだの方は、公式サイトから登録を行います。
※以下のバナーをクリックすると公式サイトへジャンプします。

公式サイトの右側にある「ユーザー登録」ボタンをクリックします。

必要事項を記入して「ユーザー登録する」ボタンをクリックします。

「FinalCashBack – ユーザー登録申込み」という件名のメールが届きますので、メール内のURLをクリックすれば登録完了です（※）。

ファイナルキャッシュバック経由でFX口座開設（もしくはIB紐付け）⇒口座認証

次に、ファイナルキャッシュバック公式サイトからFX口座の開設を行います。既に開設済みのFX業者をご利用の場合は公式サイトから追加口座開設を行うか、もしくはFX業者へIB括り付けを依頼します（※）。

公式サイト上部メニュー「FX業者一覧」から探すか、もしくはトップページ内にある「パートナー/BO業者（一覧）（ランキング）」からご希望のFX業者のバナーをクリックします。

FX業者によって記載内容が異なる点には注意ですが（以下画像はXMのページ）、ページ内から新規口座もしくは追加口座の開設を行いましたら、その後「口座認証受付け」ボタンから口座認証を行います。

既に開設済みのFX業者でIB括り付け依頼が必要な場合、下記のように「口座開設マニュアル」をクリックしてFX業者毎の手順を確認します。

例えば、以下画像はThreeTraderの場合ですが、マニュアル内にはIB番号だけではなく、ご丁寧にも依頼メールの定型句まで用意されてますので、マニュアルの内容に従ってFX業者へIB括り付けを依頼します。

尚、口座開設もしくはIB括り付け完了後に必須の「口座認証受付け」は即認証されるわけではなく、目視によるIB括り付けがされているかのチェックが入ると思われる為、認証完了には1~3営業日かかると記載されています。
※私の場合は1営業日もかかりませんでしたが・・・

口座認証が完了すると、「FinalCashBack – 口座認証完了のお知らせ」というメールが届き、公式サイト「マイアカウント」内の「キャッシュバック口座一覧」にFX業者名＆口座番号が表示されます。

ご利用希望のEAをダウンロード

公式サイト上部メニュー「EA一覧（特設サイト）」をクリックして特設サイトを開きます。

ファイナルキャッシュバックで公開中のEA一覧が表示されますので、この中からご希望のEAをクリックします。

EAの紹介ページ内の説明をよくご確認頂き、ページ下部の「このEAをダウンロード」をクリックすると、EA（ex4ファイル）がダウンロードされます。

EAの利用申請

尚、EAをダウンロードしただけではMT4で稼働することはできず、EA毎に利用申請が必要です。

特設サイト上部メニューの「オプション申込み」をクリックするか、「ご利用方法」ページ内にある「ExpertAdvisorオプション申込み」ボタンをクリックして申込みを行います（※）。

必要事項を入力して「送信する」ボタンをクリックすると下記ページへ切り替わり、通常1~2営業日で設定完了して連絡するのでしばらくお待ちくださいと表示されます。

その後、ファイナルキャッシュバックから「FinalCashBack – ExpertAdvisorオプションの利用開始」という件名のメールが届けば、申込をしたEAをMT4で稼働できるようになります。

EAをMT4へセッティング

EAの利用申請が通れば、ダウンロードしたEAをご契約頂いているVPS上のMT4へセッティングができれば一連の作業は完了です。

MT4上部メニュー「ファイル」の「データフォルダを開く」をクリックしてデータフォルダを開きます。

データフォルダの「MQ4」⇒「Experts」フォルダ内に、ファイナルキャッシュバックでダウンロード＆利用申請したEAを入れます。

MT4を再起動するか、もしくはナビゲーターの「エキスパートアドバイザ」で右クリック⇒「更新」をクリックしてEAをナビゲーター内に反映させます。

ナビゲーター内に反映させたEAをダブルクリック、もしくは右側のチャートへドラッグ＆ドロップしてEAの設定画面を表示させ、全般タブの「自動売買を許可する」「DLLの使用を許可する」にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。
※必要に応じて「パラメーターの入力」タブの設定も各自変更を行います。

MT4上部メニュー「自動売買」をオン（下記画像がオンの状態）にして、チャート右側にニコちゃんマークが表示されたらEAのセッティングは完了です。

尚、ファイナルキャッシュバックで口座認証された口座ではなかったり、利用申請をしていないEAの場合、チャート右側にニコちゃんマークが表示されず、「ご利用の口座は認証されていない為利用できません。EAをチャートから削除しました。」というエラーメッセージが表示されます。

上記のエラーが表示されてEAのセッティングができない場合は、ファイナルキャッシュバックで口座認証＆EA利用申請がちゃんとできているのか、別の口座でMT4へログインしてないか等改めて確認してみましょう。

最後に、あともう1つだけ付け加えておくと、同じMT4のオプション画面の「チャート」タブにて、「ヒストリー内の最大バー数」は3000くらいに減らしておいた方が無難かと思います。

ここのバー数が大き過ぎるとサーバーへの負荷が大きくなり、MT4がフリーズして不利益を被ったことを以前経験しており、バー数を3000まで減らすことで起きなくなりました。

ファイナルキャッシュバックのEA「MR01」のガチ検証！【2024年2月23日更新】

それでは、早速ファイナルキャッシュバック（FinalCashBack）の少数精鋭のEAをガチ検証してきたいと思いますが、今回は「MR01」というGBPUSD1分足のスキャルピングEAの検証を実施します。

「MR01」の主な特徴

GBPUSD1分足のスキャルピングEAで、バックテストの結果を見る限りではアジア時間（0-9時台）にエントリーし、持ち越しなしで当日中に決済されます。また、下記パラメーター設定にも項目がありますが、初期値だと最大で同時に2つまでポジションを取ります（赤枠）。

他にも初期値でトレーリングストップ（※）が搭載されており（緑枠）、もっと一般的なGMT+2/+3とは異なるタイムゾーンのFX業者でも夏時間・冬時間を手動で変更できるようになっています（青枠）。

尚、具体的なロジックはわかりませんが、バックテストのビジュアルモードで見る限りでは、GBPUSD1分足のRSI30/70で逆張りエントリー＆イグジットしているようには見えます。もちろんそれ以外のインジケーターやオシレーターも掛け合わせたりしてる可能性もありますが・・・

バックテスト結果

以下の状況で「MR01」のバックテストを実施しました。

	①	②	③	④	⑤
純益（円）	237,720.55	1,721,188.48	590,546.88	1,112,633.20	1,390,217.26
プロフィットファクター	1.12	1.88	4.23	1.50	4.02
損益レシオ	0.80	0.96	1.87	0.92	1.06
最大ドローダウン	43.19%	24.20%	13.63%	26.35%	12.67%
総取引数	118	162	26	171	72
勝率	58.47%	61.99%	69.23%	61.99%	79.17%

今回デューカスコピーから取得したヒストリカルデータではモデリング品質25%で、特に③の期間（2021年）の取引回数が極端に少なくてちょっと怪しいのですが、プロフィットファクター1.5~2（調子いい年で4以上）・勝率約6割（調子いい年で8割弱）・損益レシオ1程度・最大ドローダウン10~20％台となかなか安定したパフォーマンスのように見えます。

個人的には、損益レシオ1で勝率6割あるのは結構ポイント高いのかなと思ってます。

モデリング品質が低く、年によって好不調もあるので、参考までに以下過去10年間でのバックテスト結果も載せておきますが、だいたい想定した通りのパフォーマンスには収まっているかと思います。

但し、バックテストの取引の中身をよく見てみると、0時過ぎ（MT4時間）の取引が結構含まれているようです。
※以下、黄色で塗りつぶした行が0時台の取引です。

2023年だと72回の取引のうち、21回が0時台の取引になっており、全体の約3割を占めています。

初期値だと2.0pips以上スプレッドが広がっているとエントリーを回避する設定になっている為、実際にフォワードテストでは想定よりも取引数が少なくなる可能性があると考えておいた方がいいかと思います。

フォワードテスト前提条件

以下の条件で「MR01」のフォワードテストをThreeTraderのRAWゼロ口座で2024年2月2日から実施しています。

取引数がそんなに多いEAではなさそうなので暫く気長に稼働してみたいと思いますが、進捗があればまた本項目で追記していきます。

約3週間稼働で取引0の為、検証打ち切り・・・【2024年2月23日追記】

ある程度取引数が少ないことは覚悟してたものの、約3週間稼働しててなんと一度も取引がありませんでした・・・。一応ファイナルキャッシュバックにもサーバー側に問題ないのか確認しても特に問題はなさそうで、ファイナルキャッシュバック側での「MR01」のフォワードテストでもここ暫く取引数が全然ないです。

まあ公開されてるデータでも、11ヵ月で33回の取引数しかなく、2ヵ月間取引がない期間もあったりするようなので、早くファイナルキャッシュバックのEAの検証をしたい私としては大変申し訳ないのですが、本EAの検証はここで打ち切りとさせて頂き、代わりに「Usagee_EURUSD_M5_FCB」という別EAの検証を始めます。

ファイナルキャッシュバックのEA「Usagee_EURUSD_M5_FCB」のガチ検証！【2024年2月23日追記】【2024年3月16日更新】

「MR01」（前項参照）の取引数が想像以上に少なくなりそうなので、代わりに「Usagee_EURUSD_M5_FCB」というEURUSD5分足のデイトレ系EAの検証を実施します。

「Usagee_EURUSD_M5_FCB」の主な特徴

EURUSD5分足のデイトレ系EAで、バックテストの結果を見る限りではNYクローズ前～東京時間（MT4時間で22-7時台）の間に逆張りエントリーし、ポジション保有時間は平均8時間前後で週末には強制的に全決済されます。

また、下記パラメーター設定に複利機能（赤枠）が搭載されているのも特徴で、FX業者の取引時間によって夏時間・冬時間の設定（青枠）を手動で変更することも可能です（※）。
※最も一般的なGMT+2/+3業者であれば下記初期設定のままで問題ないかと思います。

バックテスト結果

以下の状況で「Usagee_EURUSD_M5_FCB」のバックテストを実施しました。

	①	②	③	④	⑤
純益（円）	126,583.68	886,689.00	313,219.14	1,758,875.12	206,729.60
プロフィットファクター	1.42	1.79	1.60	2.35	1.27
損益レシオ	0.49	0.89	0.46	0.96	0.63
最大ドローダウン	14.60%	24.77%	19.58%	14.27%	21.44%
総取引数	51	153	76	235	115
勝率	74.51%	66.67%	77.63%	71.06%	66.96%

年によって利益や取引回数に大分バラつきがあるものの、プロフィットファクターは2以上の年もあるもののだいたい1.3～1.8程度、勝率は6～7割程度、損益レシオは0.5～0.9程度で、トータルでは結構安定したパフォーマンスですね。

尚、前回の「MR01」がバックテストで0時台（MT4時間）の取引が約3割を占めていた為、今回の「Usagee_EURUSD_M5_FCB」でも同様に取引履歴を確認してみたところ、0時台（MT4時間）の取引は全体の約1割程度でした。

「MR01」に比べたらバックテストに近いパフォーマンスを期待できるかもしれませんね。

尚、ファイナルキャッシュバックで公開されてるフォワードテストの結果を比較してみても、「MR01」が公開後11ヵ月で取引数33回なのに対し、「Usagee_EURUSD_M5_FCB」は12ヵ月で77回と倍以上あり、月平均6～7回の取引はあるのでまだ期待できるのかなとは思いますが・・・

フォワードテスト前提条件

以下の条件で「Usagee_EURUSD_M5_FCB」のフォワードテストをThreeTraderのRAWゼロ口座で2024年2月23日から実施します。

ひとまず複利機能はなしで稼働してみて、このEAがどんな特徴なのか様子見てみます。進捗があればまた本項目で追記していきます。

約3週間稼働で取引0の為、再び検証打ち切り・・・【2024年3月16日追記】

「MR01」と同様、「Usagee_EURUSD_M5_FCB」も3週間稼働で取引数0でした・・・まあ確かにこのEAも取引数が少なめなのはわかってましたけど、取引してくれないと検証しようがないですよね・・・

というわけで、次は3度目の正直で、「SmashHit_V400_EURGBP_M1」というEURGBP1分足でいかにも取引数が多くなりそうなEAの検証を実施します。

ファイナルキャッシュバックのEA「SmashHit_V400_EURGBP_M1」のガチ検証！【2024年3月16日追記】【2024年4月13日更新】

前回の「Usagee_EURUSD_M5_FCB」（前項参照）の取引数も想像以上に少なくなりそうなので、3度目の正直で代わりに「SmashHit_V400_EURGBP_M1」というEURGBP1分足でいかにも取引数が多くなりそうなEAの検証を実施します。

「SmashHit_V400_EURGBP_M1」の主な特徴

EURGBP1分足でデイトレ～スイング系とされており、ファイナルキャッシュバックのシステム紹介ページにはEAの特徴について以下のように記載されています。移動平均線でトレンド判定してその方向にポジションを取るようにしているとのことです。

EURGBPの1分足で稼働するEA。
高値安値の理論をベースに移動平均線でトレンド判定を行うことにより、 トレンドに反するトレードを制限する。 また移動平均線の状態によりTPを可変的に変更することで、 より確実に利益を獲得することを目指す。
2段階のロットを設定しており、大きなチャンス到来時にはより多くのロットでのトレードを実施する。

引用元：ファイナルキャッシュバック「SmashHit_V400_EURGBP_M1」紹介ページ

「SmashHit_V400_EURGBP_M1」の最大の特徴は、ファイナルキャッシュバックで公開されているフォワードテストの結果ページにて取引数でフィルタをかけて一番上に出てくるので一目瞭然なのですが、取引数と勝率（95%以上）が圧倒的に高く、かつドローダウンも圧倒的に大きく、まさに究極のコツコツドカン系EAといっていいかと思います。

清々しいくらい尖がった特徴のEAで、ある意味わかりやすくていいですねw

パラメーター設定を見てみると、紹介文にあった「2段階のロット」というのは「基本ロット数」「加算ロット数」のことのようで、それぞれ初期設定では0.3・1.5となっています。口座残高100万円の場合の適正ロットなので、各自資金量や好みに合わせて調整するといいかと思います。

また、「最大保有ポジション数」が初期設定では3となっており、このまま稼働させると3つまでナンピンします。試しにMT4のストラテジーテスターでバックテストをチャートで表示してみると、確かに下記のように3つ同時にポジションを持つことがよく見受けられました。

1ポジション目は0.3ですが、2ポジション目以降が0.3なのか1.5なのかはまちまちで、その時の相場次第のようです。また、3つまでポジションをとって値動きが逆行して含み損になってる間は-230pipsの損切りに引っかからない限りはひたすら耐える仕様になっており、それまで次の取引は行われません。

バックテスト結果

以下の状況で「SmashHit_V400_EURGBP_M1」のバックテストを実施しました。

	①	②	③	④	⑤
純益（円）	1,348,649.78	-979,306.68	2,836,178.79	400,056.84	1,306,064.95
プロフィットファクター	1.77	0.52	11.05	1.12	2.05
損益レシオ	0.06	0.02	0.14	0.03	0.06
最大ドローダウン	61.16%	98.74%	11.76%	79.57%	54.22%
総取引数	719	211	951	926	747
勝率	96.66%	96.21%	98.74%	97.52%	97.32%

やはりバックテストでも想像通り勝率と最大ドローダウンが異常なほど高いという特徴が出てますね。究極のコツコツドカンなので損益レシオも異常なほど低いですが、この数値が0.1割れてるのに利益を出せてるEAはある意味初めて見るかもしれませんねw

注意点としては、期間②（2020年1月1日～2020年12月31日）で強制ロスカットされてる点ですが、ロスカットされたのはコロナで大相場になった時ですね。EURGBPは月足レベルでレンジなので滅多にトレンドが出ることはないですが、基本的にはレンジで数多く逆張りしてコツコツ稼ぐ系のEAなので、凄く異常な大相場の時は稼働を停めるか、もしくはパラメーターをいじる等して対応していった方がよさそうです。

フォワードテスト前提条件

以下の条件で「SmashHit_V400_EURGBP_M1」のフォワードテストをThreeTraderのRAWゼロ口座で2024年3月15日から実施しています。

ひとまずロットだけ修正して初期値で始めていて、都度修正入れる可能性もありますが、稼働開始してすぐに取引開始してるようなので今回こそは検証しがいがありますねw　同梱されてるインジケーターを搭載しないと稼働できないようですが、チャート上にこんな感じで矢印が表示されるようです。

暫く稼働してみたらまた結果については本項目で追記していきます。

1ヵ月間フォワードテストした結果：かなり上出来なパフォーマンス！【2024年4月13日追記】

「SmashHit_V400_EURGBP_M1」を約1ヵ月間（2024年3月15日～4月12日）フォワードテストしてみた結果は以下の通りです。

総取引数88回に対して損切りが1回しかなく、バックテスト通り勝率は98.86%と異常なほど高く、そして損益レシオは0.09と異常なほど低い結果でしたが、0.1ロットで1ヵ月間稼働して利益11,367円・プロフィットファクター7.94・最大ドローダウン1.45%という想像以上にかなり上出来なパフォーマンスでした。

当然今後も稼働を続けていけば、いずれはバックテスト通りにもっと大きなドローダウンに出くわす可能性が高いと思われますが、現時点でのEURGBPに大きなトレンドはなく、無理にロットを上げなければバックテストに近い結果に収束する期待値は高そうだと感じました。

但し、ブレグジットを賭けたイギリスの国民投票（2016年6月）だったり、コロナショック（2020年3月）の時のような大相場がくれば話は別ですので、明らかに危険な相場の時は各自の判断で稼働をストップして頂くのがいいかと思います。

---

以上、ファイナルキャッシュバック（FinalCashBack）のEAについて解説してきましたが、本記事が少しでも参考になっていれば幸いです。