「助さん格さんGOLD【激】【天】【地】【秘】」のEA検証!バックテストで最適化した結果・各シリーズの違い・最適なパラメーター設定について解説!

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今後GEMFOREXサービス復活する可能性ほぼ0だと思われる為、本記事の「助さん格さんGOLD【激】【天】【地】【秘】」はGEMFOREXではもう利用できません。但し、別業者にて「助さん格さんシリーズがまだ利用可能な為、参考までに本記事を残しています。【2024年3月24日更新】

GEMFOREX(ゲムフォレックス)の人気EA「助さん格さんGOLD【激】【天】【地】【秘】」のEA検証について本記事にて随時更新していきます。助さん格さんシリーズのEA概要・各シリーズの違い・パラメーター設定・バックテストでの最適化の結果について等書いていきます。フォワードテストについては随時実施予定ですが、進捗次第都度更新していきます。

尚、GEMFOREX無料自動売買ソフト(EA)の全般的な内容、同じゴールドのナンピンマーチン系EA「でんどろ(Dendro)」、ユーロドルの人気EAシリーズ「祭・鉄火場の激子さん EURUSD」に関する記事は下記をご参考ください。

また、まずはゴールド(金・XAUUSD)について詳しく知りたいという方は下記の記事も合わせてご参考ください。



  1. 「助さん格さんGOLD【激】【天】【地】【秘】」とはどんなEA? 助さん格さんシリーズとは?
  2. 「助さん格さんGOLD【激】【天】【地】【秘】」の取引時間軸・パラメーター設定・ロジックの違いについて
  3. 「助さん格さんGOLD【激】」のバックテスト・最適化検証の結果について
    1. 最適化検証の前提条件
    2. 2020年10月20日~2021年10月19日の最適化結果
    3. 2019年10月20日~2020年10月19日の最適化結果
    4. 2018年10月20日~2019年10月19日の最適化結果
  4. 「助さん格さんGOLD【天】」のバックテスト・最適化検証の結果について
    1. 最適化検証の前提条件
    2. 2020年10月20日~2021年10月19日の最適化結果
    3. 2019年10月20日~2020年10月19日の最適化結果
    4. 2018年10月20日~2019年10月19日の最適化結果
  5. 「助さん格さんGOLD【地】」のバックテスト・最適化検証の結果について
    1. 最適化検証の前提条件
    2. 2020年10月20日~2021年10月19日の最適化結果
    3. 2019年10月20日~2020年10月19日の最適化結果
    4. 2018年10月20日~2019年10月19日の最適化結果
  6. 「助さん格さんGOLD【激】【天】【地】」の中で結局どれが一番おすすめ?
  7. 「助さん格さんGOLD【秘】」のバックテスト・最適化検証の結果について【2021年11月27日追記】
    1. 最適化検証の前提条件(【地】と全く同じ条件)
    2. 2020年10月20日~2021年10月19日の最適化結果
    3. 2019年10月20日~2020年10月19日の最適化結果
    4. 2018年10月20日~2019年10月19日の最適化結果
    5. 【地】と【秘】は結局どっちがおすすめ?
  8. 「助さん格さんGOLD【地】」フォワードテスト結果
    1. 3週間フォワードテストした結果【2021年11月22日追記】
    2. 約半年間フォワードテストした結果【2022年4月17日追記】

「助さん格さんGOLD【激】【天】【地】【秘】」とはどんなEA? 助さん格さんシリーズとは?

ゲムフォレックス お祈りウサギ

GEMFOREXで助さん格さんシリーズの無料EAはいくつも公開されてきており、主にゴールド(金・XAUUSD)のナンピンマーチン系EAとして圧倒的な取引回数で短期的に爆益が期待できるということで人気・成績ランキングともにだいたい上位にいることが多いです。

以下、現時点(2021年10月21日)でGEMFOREXにて公開されている助さん格さんシリーズのEA一覧です。現在8つのEAが公開されており、そのうちゴールドの取引をするEAは4つです。以前は【改】や【秘】といったバージョンもありましたが、現在は公開されていないようです。
【秘】は2021年11月5日から再び公開されています。

助さん格さんシリーズ8種類

次に、この中で一番人気・成績ランキングともに上位にある「助さん格さんGOLD【激】」の公開情報を見ていきたいと思います。

ランキング上位のEAらしく成績は常に右肩上がりですね。公開後2カ月での取引回数が4,457回というのも驚異的で、単純計算で1日平均100回以上取引していることになります。スイングトレードメインで月2~3回の取引で終わることもざらにある私からしたら到底ありえない数字ですw

助さん格さん 公開パフォーマンス1

2か月間のパフォーマンスを見ていくと赤丸つけたところを見る限りではなかなかの好成績ですね。ナンピンマーチン系だと損益レシオ1未満だったり、総獲得pipsが大幅マイナスだったりする場合もよくありますけど、今のところそこまで大きい含み損を抱えたことがないということでしょうか?このパフォーマンスがずっと期待できるEAなのであれば最高なんですけどねw

助さん格さん 公開パフォーマンス2



「助さん格さんGOLD【激】【天】【地】【秘】」の取引時間軸・パラメーター設定・ロジックの違いについて

ゲムフォレックス ぐっ

まず、「助さん格さんGOLD【激】【天】【地】【秘】」 の取引時間軸は下記の通りです。【天】はマニュアルには1分足と記載がありますが、GEMFOREX公式サイト上では30分足までという記載があります。

  • 助さん格さんGOLD【激】:1分足
  • 助さん格さんGOLD【天】:1分足 ※公式では1分足・5分足・15分足・30分足
  • 助さん格さんGOLD【地】:5分足
  • 助さん格さんGOLD【秘】:1分足・5分足・15分足

次に、「助さん格さんGOLD【激】【天】【地】」についてそれぞれのパラメーターの初期設定を並べて比較して見てみました。
【秘】のパラメーターは【天】【地】と同じです。

助さん格さんGOLD【激】パラメーター初期設定
助さん格さんGOLD【激】
助さん格さんGOLD【天】
助さん格さんGOLD【地】

ご覧の通り【激】の設定項目が一番少なく、【天】【地】に「エントリー時間設定」(赤枠)という項目が加わっているのがわかるかと思います。

また、「許容スリッページ設定(Pips)」(ピンク枠)、「1ポジション時テイクプロフィット(Pips)」「合計テイクプロフィット(Pips)」(青枠)、「ナンピン幅(Pips)」「マーチン倍率」(緑枠)でそれぞれ初期値で若干の違いがあります。

尚、【天】と【地】はどうやら全く同じロジックのEAのようで、同じ取引時間軸・パラメーター設定でバックテストをしてみて違いが出るかどうか比較をしてみたところ全く同じ結果であることを確認しました。【激】は違う結果が出たので別のロジックのようです。

ただし、取引時間軸が違えば当然パフォーマンスは大きく変わりますので、マニュアルに記載の取引時間軸の通り、【激】1分足・【天】1分足・【地】5分足ということで検証を進めていきます。
【秘】も追加で検証していますが、【地】の比較で5分足で検証しています。【2021年11月26日追記】

助さん格さんのどのシリーズでも共通しているのが「フィルター1」「フィルター2」のオンオフができるようになっていることですね。マニュアルには、ロジックとフィルターを使って一方的なトレンドに巻き込まれて深手を負わない仕様にしているという記載がありますが、それに該当する設定だと思われます。

1・2の具体的な違いについてはマニュアルでもGEMFOREX公式サイトでも明らかにされていないので謎に包まれているのですが、バックテストでは両方ともオンにしておいた方が長期では安定しやすいようです。



「助さん格さんGOLD【激】」のバックテスト・最適化検証の結果について

ゲムフォレックス OK

それでは、まず「助さん格さんGOLD【激】」のバックテストを初期値で行った結果が下記です。期間は2020年10月20日-2021年10月19日の1年間・証拠金1万ドルで実施しています。

助さん格さんGOLD【激】初期値のバックテスト結果1
助さん格さんGOLD【激】初期値のバックテスト結果2

以前試しにデモで稼働させてた時は1週間くらいでゼロカットされたので同じくらいかなと思ってましたが、一応このバックテストの期間だと3週間弱は持ちました。口座残高は一番高い時で2万ドル近くまでいきましたので、生き残りさえすれば余裕で月利100%超えだったであろうと考えるとある意味すごいEAですよねw

ちなみに、期間によってはやはりデモの時のように1週間で狩られることは当たり前のようにありますので、いくら爆益の期待値が高くてもここまで極端だとさすがにこれをそのまま実戦投入するのはちょっと厳しいですね・・・

というわけで、まずは何年かそのまま稼働させてもゼロカットされないパラメーターを探るところから始めました。

最適化検証の前提条件

いろいろ試行錯誤してみた結果、以下の条件で1年毎に3年分最適化検証を行います。

週末決済機能なんてオンにしてたら一見無駄な損切り増えそうな気がしてたのですが、オンにした方がトータルで見るとパフォーマンスがよかった(正確に言えばゼロカットされにくい)のでtrueで固定しました。

  • ロット数:0.01
  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):40~160
  • 合計テイクプロフィット(Pips):100~900
  • ナンピン幅(Pips):20~80 or 40~120
  • マーチン倍率:1-3
  • 週末決済機能:true
  • フィルター1:true
  • フィルター2:true
助さん格さんGOLD【激】最適化パラメーター設定

2020年10月20日~2021年10月19日の最適化結果

全部のパターンの結果は掲載するととんでもない数(300個近くw)になるので、損益の結果が上位のパターンだけ載せています。【天】や【地】も同じです。ご了承ください。

助さん格さんGOLD【激】2020年10月20日~2021年10月19日の最適化結果

まず、上位のパターンでもプロフィットファクターが1.1-1.2程度というのは正直心許ないですね。最大ドローダウンは30%台に抑えられてるパターンもあり、他の期間に比べれば少ないといえば少ないですが・・・

年利60~100%もあれば他のEAと比較すれば当然ハイパフォーマンスですけど、100か0かの助さん格さんにしては少ない部類ですね。正直言ってトータルで見てイマイチだと思うのですが、パラメーターは以下の設定だとトータルでパフォーマンスが高めのようです。

  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):70 or 100
  • 合計テイクプロフィット(Pips):100 or 300
  • ナンピン幅(Pips):80 or 100
  • マーチン倍率:3

2019年10月20日~2020年10月19日の最適化結果

助さん格さんGOLD【激】2019年10月20日~2020年10月19日の最適化結果

前の年よりも金額自体は高い数字が出てきましたけど、最大ドローダウンがきついのばっかりですねw まあこの手のEAはどれだけドローダウンがきつくても最終的に生き残ればOKだと割り切ってもいいのかもしれませんが、基本的にはバックテストでドローダウン50%超えてくると実運用はちょっと厳しいなとは思いますけどね。

まあ百歩譲って60%台までのドローダウンを許容したとして、以下のパラメーター設定だとパフォーマンスが高めのようです。お薦めできるわけではないのですが・・・

  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):100
  • 合計テイクプロフィット(Pips):300
  • ナンピン幅(Pips):100
  • マーチン倍率:3

2018年10月20日~2019年10月19日の最適化結果

助さん格さんGOLD【激】2018年10月20日~2019年10月19日の最適化結果

ゼロカットされるパターンが多く、プロフィットファクター1以上の結果が出たパターンでも利益が大分少なく、かなり渋い結果になりました。ドローダウンも上の方は結構やばいですよねw 取り立ててパフォーマンスがいいパラメーター設定のパターンもありません。


助さん格さんGOLD【激】」を過去3年分検証してみた結果、人気・成績ランキングが上位のわりにはトータルで見るとパフォーマンスはわりと微妙だという印象です・・・



「助さん格さんGOLD【天】」のバックテスト・最適化検証の結果について

ゲムフォレックス ハート

次に、「助さん格さんGOLD【天】」のバックテスト最適化検証をしていきます。初期値でのバックテスト結果はすぐゼロカットされるのが目に見えているので割愛します。

ちなみに、【激】と同じ条件で最適化しましたが、【激】に比べて滅茶苦茶時間かかりました・・・

最適化検証の前提条件

以下の条件で、1年毎に3年分最適化検証を行います。【激】と全く同じ条件です。

  • ロット数:0.01
  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):40~160
  • 合計テイクプロフィット(Pips):100~900
  • ナンピン幅(Pips):20~80 or 40~120
  • マーチン倍率:1-3
  • 週末決済機能:true
  • フィルター1:true
  • フィルター2:true
助さん格さんGOLD【天】最適化パラメーター設定

2020年10月20日~2021年10月19日の最適化結果

助さん格さんGOLD【天】2020年10月20日~2021年10月19日の最適化結果

【激】に比べると利益も取引回数も大きめでわりといい感じですね。最大ドローダウンも50%台までに収まればこのEAだったらギリギリ許容できる範囲かもしれません。

以下のパラメーター設定だとパフォーマンスが高めのようです。

  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):100 or 160
  • 合計テイクプロフィット(Pips):300 or 500
  • ナンピン幅(Pips):80 or 100
  • マーチン倍率:2 or 3

2019年10月20日~2020年10月19日の最適化結果

助さん格さんGOLD【天】2019年10月20日~2020年10月19日の最適化結果

利益は前年と同じくらい出てますけど、【激】と同じでドローダウンがきつめですw ちょっと下に引き延ばして50%台のパターンも載せてますが、ドローダウンが少ないと利益もプロフィットファクターも渋めの結果になっており、まさに狩るか狩られるか、100か0かですねw

まあ利益が大きくてもドローダウンが大きいパターンをパフォーマンスがいいと見なすのはなかなか難しいですよね・・・

2018年10月20日~2019年10月19日の最適化結果

助さん格さんGOLD【天】2018年10月20日~2019年10月19日の最適化結果

前年と同じでドローダウンがきつめですw 利益もプロフィットファクターも渋めになっていて、全損のリスク負ってるわりにはちょっとどうなのかなといったところではありますが・・・


助さん格さんGOLD【天】」を過去3年分検証してみた結果、【激】よりは利益を出しやすいと思いますけど、最大ドローダウンが結構きつめなのがネックですね。実運用するなら放置ではなく、相場を選んで半裁量でオンオフするスタイルでいくしかないのかなという印象です。



「助さん格さんGOLD【地】」のバックテスト・最適化検証の結果について

水戸黄門「助さん格さんやってしまいなさい」

最後に、「助さん格さんGOLD【地】」のバックテスト最適化検証をしていきます。【激】【天】と同様、初期値でのバックテスト結果はすぐゼロカットされるのが目に見えているので割愛します。

ちなみに、【天】と同様、最適化に滅茶苦茶時間かかるのもあり、期間によってパラメーターの設定を少し絞っています。

唯一の5分足のEAなので個人的に密かに期待していたのですが、果たして期待通りの結果が出るのかどうか・・・

最適化検証の前提条件

以下の条件で、1年毎に3年分最適化検証を行います。期間によってパラメーター設定を若干変えているので、実際の設定はスクリーンショットの画像をご確認ください。

  • ロット数:0.01
  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):40~160
  • 合計テイクプロフィット(Pips):100~900
  • ナンピン幅(Pips):20~80 or 40~120
  • マーチン倍率:1 or 3どちらかで固定
  • 週末決済機能:true
  • フィルター1:true
  • フィルター2:true

2020年10月20日~2021年10月19日の最適化結果

助さん格さんGOLD【地】最適化パラメーター設定2020年10月20日~2021年10月19日の最適化結果
助さん格さんGOLD【地】2020年10月20日~2021年10月19日の最適化結果

5分足なので取引回数は減りますが、利益は3つのEAの中で最も高く、プロフィットファクター2以上が続出で、さらに最大ドローダウンが40%台に収まるのであれば、助さん格さんシリーズのEAにしてはトータルでもなかなかハイパフォーマンスな結果といえるのではないでしょうか?

合計テイクプロフィットが900pipsとか正直どうなのかとは思うのですが、バックテストではこの項目を高い数値で設定することが好成績に繋がる傾向にあるようです。

パラメーター設定は以下の時にパフォーマンスが高いようです。

  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):100 ~ 160
  • 合計テイクプロフィット(Pips):300 ~ 900
  • ナンピン幅(Pips):40
  • マーチン倍率:3

2019年10月20日~2020年10月19日の最適化結果

実は元々【地】の検証は進めていて、マーチン倍率が2~3だと随分辛い結果になることが最初からわかっていた為、マーチン倍率は1で固定しています。

助さん格さんGOLD【地】2019年10月20日~2020年10月19日の最適化パラメーター設定
助さん格さんGOLD【地】2019年10月20日~2020年10月19日の最適化結果

マーチン倍率1にしては利益高めですし、プロフィットファクター2以上続出ですね。最大ドローダウンが高くなるパターンも中にはありますが、上位3つパターンはドローダウンは40%台に収まっています。【激】【天】の同じ年と比べると随分と好成績ではないでしょうか?

パラメーター設定は以下の時にパフォーマンスが高いようです。

  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):40
  • 合計テイクプロフィット(Pips):500 ~ 900
  • ナンピン幅(Pips):120
  • マーチン倍率:1

2018年10月20日~2019年10月19日の最適化結果

助さん格さんGOLD【地】2018年10月20日~2019年10月19日の最適化結果

利益はこれまでの2年に比べるとやや少ないですが、それでもプロフィットファクターは2近くあり、最大ドローダウンが30%前後に収まってるのがいいですね。【激】や【天】がかなり辛めの結果になっている期間なだけに、安定感が際立ってますね。

パラメーター設定は以下の時にパフォーマンスが高いようです。

  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):100 ~ 160
  • 合計テイクプロフィット(Pips):700 ~ 900
  • ナンピン幅(Pips):60
  • マーチン倍率:1



「助さん格さんGOLD【激】【天】【地】」の中で結局どれが一番おすすめ?

GEMFOREXを始めよう!

助さん格さんGOLD【激】【天】【地】」を過去3年分一通り検証してみた結果ですが、私の中では【地】一択ですねw 半裁量で【天】を短期的に稼働させるのはありかもしれませんけど、【激】は人気も成績もGEMFOREXでは上位ではありますけど、トータルで見るとちょっと厳しいですね・・・

というわけで、フォワードテストは【地】でいきます。すぐに着手できるかわかりませんが、進捗があれば随時この記事に追記していきたいと思います。

「助さん格さんGOLD【秘】」のバックテスト・最適化検証の結果について【2021年11月27日追記】

ゲムフォレックス ぐっ

助さん格さんGOLD【秘】」はGEMFOREXで公開中止になっていましたが、2021年11月から公開再開されている為、追加でバックテスト最適化検証をしていきます。

軽く1分足のままバックテストをやってみても【激】【天】と同様に簡単にゼロカットされてしまいますので、現在フォワードテスト中の【地】と同じ時間軸(5分足)・期間・パラメーターでバックテストをいくつかの期間で試しにやってみたところ、【地】と似たような結果が出てきました。

まさか【天】【地】に続いて、【秘】までも実は同じロジックなのではないかと疑ってしまう状況ではありましたが、念の為【地】と全く条件で最適化検証を行いました。

最適化検証の前提条件(【地】と全く同じ条件)

以下の条件で、1年毎に3年分最適化検証を行います。期間によってパラメーター設定を若干変えているので、実際の設定はスクリーンショットの画像をご確認ください。
【地】と全く同じ条件にしています。

  • ロット数:0.01
  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):40~160
  • 合計テイクプロフィット(Pips):100~900
  • ナンピン幅(Pips):20~80 or 40~120
  • マーチン倍率:1 or 3どちらかで固定
  • 週末決済機能:true
  • フィルター1:true
  • フィルター2:true

2020年10月20日~2021年10月19日の最適化結果

「助さん格さんGOLD【地】」パラメーター1
「助さん格さんGOLD【地】最適化結果1

【秘】の方が若干利益とプロフィットファクターが大きいようには見えますが、正直【地】と大して変わらない結果になりました。【地】だと合計テイクプロフィットを900にしてた方が利益が大きいところが300になってるとかその程度の違いですね。

パラメーター設定は以下の時にパフォーマンスが高いようです。

  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):100 ~ 160
  • 合計テイクプロフィット(Pips):300 ~ 900
  • ナンピン幅(Pips):40
  • マーチン倍率:3

2019年10月20日~2020年10月19日の最適化結果

【地】と同様、マーチン倍率は2~3だと厳しい為、マーチン倍率は1で固定しています。

「助さん格さんGOLD【地】」パラメーター2
「助さん格さんGOLD【地】最適化結果2

この期間だと【地】の方が利益・プロフィットファクター・最大ドローダウンの点でややパフォーマンスは上ですね。【秘】だと総取引数は多いのですが、最大ドローダウンが一番低くても60%台なのがちょっと危うい感じです・・・

パラメーター設定は以下の時にパフォーマンスが高いようです。

  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):70 ~ 130
  • 合計テイクプロフィット(Pips):300 ~ 500
  • ナンピン幅(Pips):40
  • マーチン倍率:1

2018年10月20日~2019年10月19日の最適化結果

「助さん格さんGOLD【地】最適化結果3

【地】とほぼ同じくらいの結果ですね。利益と総取引数はやや【秘】の方が上かもですが、大差はないです。【地】と同様、この期間はドローダウンが3割前後で収まっているのがいいですね。

パラメーター設定は以下の時にパフォーマンスが高いようです。

  • 1ポジション時テイクプロフィット(Pips):100 ~ 160
  • 合計テイクプロフィット(Pips):700 ~ 900
  • ナンピン幅(Pips):60
  • マーチン倍率:1

【地】と【秘】は結局どっちがおすすめ?

バックテストの結果は大して変わりませんでしたし、正直どちらでもいいと思うのですが、「2019年10月20日~2020年10月19日の最適化結果」を考慮するなら【地】(5分足)の方が個人的にはやや優勢でしょうか?

ただ、判断基準は人それぞれですので、あくまで参考程度にして頂ければ幸いです。



「助さん格さんGOLD【地】」フォワードテスト結果

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3週間フォワードテストした結果【2021年11月22日追記】

バックテストの結果が一番良かった「助さん格さんGOLD【地】」でフォワードテスト(デモ口座)を3週間実施していますが、今のところ爆益です!ただし、稼働開始当初に破綻寸前までいったのも事実なので、 その辺のトレードについても振り返っていきたいと思います。

証拠金100万円、0.01ロット、両建て(Only Long/Only Shortを別々に稼働)で、パラメーター設定は下記の通りです。ナンピン幅・マーチン倍率はやや強気の設定です。

助さん格さん【地】フォワードパラメーター設定

3週間稼働させたパフォーマンスは下記の通りです。3週間261,588円ですので、激子さんを2ヵ月デモで回した時の倍以上の利益率になりますね。プロフィットファクターほぼ2で、勝率3分の2損益レシオ1以上なので、これだけ見るといいですよね。

助さん格さん【地】パフォーマンス

ただ、最大ドローダウン17.30%というのは含み損MAXの時の数字ではないので要注意で、これから含み損を一番抱えた時のトレードについて振り返っていきます。下記が該当の取引履歴で、GEMFOREX最大保有ポジション数ぎりぎりの30個)保有するところまでいきました。

助さん格さん【地】含み損MAX時の取引履歴

本記事の検証時はまだGEMFOREXMT4口座最大保有ポジション数が30個でしたが2022年8月22日から最大ロット数:30→200LOT・最大保有ポジション数:30個→200個に劇的改善されました。詳細については下記の記事をご覧ください。【2022年8月23日追記】

ゲムフォレックス メイド
ゲムフォレックスのロット制限が30→50LOT・保有ポジション数無制限に!MT5限定で大幅変更で新時代の幕開け!?EAやミラートレードはどうなる??

ロングのナンピンマーチンを始めてから2時間ちょっとで一気にポジション数30までいったわけですが、今回のゴールド(XAUUSD)の下落での大底を1758.81ドル=114円だとして、含み損が最大でどこまで拡大したのか概算を出してみたところ-807,624円でした。つまり、事実上の最大ドローダウン約80%ということですね。

助さん格さん【地】含み損MAX時

80%のドローダウンはさすが危ういなとは思ってしまいますが、具体的にはどんなトレードだったのでしょうか?チャートで振り返っていきたいと思いますが、下記はゴールド(XAUUSD)1時間足です。ロングのナンピンマーチンの起点・含み損MAX時・全決済のタイミングはざっくりと下記の通りです。

助さん格さん【地】ゴールド1時間足チャート

もう少し細かく確認していきますが、下記チャートは「助さん格さんGOLD【地】」の時間軸である5分足です。

助さん格さん【地】ゴールド5分足チャート

特に注意すべきなのが青丸で囲っているところなのですが、大底をつけた後でも下のロングよりも上でロングを積み増している点ですね。例えば、激子さんだと一定間隔逆行しないと次のポジションは取らないのですが、助さん格さんだと内部ロジックが全く違うようで、追撃するような形でマーチンしています。

ちなみに、前のロングよりも上でロングを入れるのは青丸で囲っているところだけではなく、取引履歴を見てるとわりと頻繁にこの現象が見受けられます。5分足陽線出現(もしくは前のポジションよりも終値で順行)で反転だと判断して追撃していくロジックなのかどうかを取引履歴で規則性があるのか確認してみましたが・・・そうとも言い切れず、正直なところどんな内部ロジックになってるのかが掴み切れていません。

助さん格さん【地】のエントリーロジックについてチャートと取引履歴を照らし合わせてわかったことを箇条書きするとこんな感じです。まあほぼわかってないとも言えるのですがw

  • 5分足確定のタイミングで売買の判断(エントリー・イグジットの両方とも)をしている。
  • 1ポジション時テイクプロフィット:160pips、合計テイクプロフィット:900pips、ナンピン幅:40pipsが機能しているように見えない。全てこれらに到達する前に内部ロジックで完結してしまっている?
  • マーチン倍率:3についてはちゃんと0.03ロットずつマーチンしている。ただ、逆行しなくてもポジションを積み増す時がある。

下記左が今回30ポジションまでいった際のロット(マーチン倍率:3)で、下記右がナンピン幅(pips)です。0.03ロットずつ積み増しされているのでマーチン倍率は設定通りの動きですが、ナンピン幅は結構バラバラです。

助さん格さん【地】マーチン倍率
マーチン倍率
助さん格さん【地】ナンピン幅
ナンピン幅

40pips逆行したのは最初だけなんですよね。逆行の幅がそれ以下でもナンピンされていて、それどころか順行してもポジションが積み増しされています。15時35分から18時00分までひたすら5分置きにロングを積み増しして30ポジションに到達しました。

今回の場合、27ポジション目(1761.27)の後に大底になりましたが、最後の10ポジションくらいは追撃でロングを積み増してる感じになっており、少し反発がきたところで結果的に全決済で逃げ切ってますが・・・正直このトレードどうなんでしょうね?w

強気でポジション積み増ししていって最大ドローダウン80%くらいになりましたけど、27ポジション目の後にあと10数pips下にいったらゼロカットでしたね。逆行したらナンピンするのでもしかしたらもっと早くゼロカットされてるかもしれません。正直たまたま運良く生き残れたようにしか見えないんですよねw

ちなみに、この11月3日以降の「助さん格さんGOLD【地】」はとても安定しており、ゴールドの急騰急落があってもなかなかエントリーすることはなく、比較的ボラが狭めのレンジを選んでトレードが完結することが多いです。5分足だからそこまでポジポジしないということなんでしょうけど、それにしてもエントリー発動の条件が謎ですw

まあ一度掴まってしまうと今回230pipsくらいの逆行でドローダウン80%になることはわかりましたので、ゴールドだったらもっと大きく動くこともありますし、とりあえずパラメーター設定は下記のように変えて様子を見てみます。ナンピン幅は果たして変更して何か変わるのかどうかですね・・・

  • ナンピン幅(Pips):40 ⇒ 120
  • マーチン倍率:1 ⇒ 3

VPSのリソースの都合上、助さん格さん【地】のフォワードテストは近いうちに終了する可能性もあるので今回結果について追記しましたが、また進捗等があれば随時更新したいと思います。

約半年間フォワードテストした結果【2022年4月17日追記】

助さん格さんGOLD【地】」のフォワードテストをズルズルと引っ張ってしまい(正確には稼働オンにしたまま放置w)、結局約半年間稼働したままになったのですが・・・その間ウクライナの戦争を背景にしたリスクオフ相場もあってボラティリティーが大きい時期があったにも関わらず、口座が破綻することもなく、気が付いたら想像以上の爆益になっていましたw

パラメーター設定については前回追記した通り、ナンピン幅(Pips):120、マーチン倍率:1に変更し、それ以外はそのまま両建て(Only Long/Only Shortを別々に稼働)で稼働させていました。

「助さん格さんGOLD【地】」半年間フォワードテスト パラメータ

約半年間「助さん格さんGOLD【地】」を稼働させたパフォーマンスは下記の通りです。

「助さん格さんGOLD【地】」半年間フォワードテストした結果

半年弱で利益は倍近くの90万円にまで膨らみました。ナンピン幅を広げてマーチン倍率を下げたことでパフォーマンスはある程度落ちることを想定していましたが、プロフィットファクター2.12とむしろ上がっており、勝率3分の2損益レシオ1以上も維持しています。

最大ドローダウン17.30%というのは前回追記した時の2021年11月3日ナンピンMAX30段(実質の最大ドローダウンが約80%)までいった時のもので、これ以上のドローダウンはなかったということですね。尚、この半年弱の間で含み損が多かったタイミング(ナンピン15段以上になったタイミング)を取引履歴から洗い出してみました。

  • 2021年11月3日 30段
  • 2021年12月28-29日 17段
  • 2022年1月19-21日 26段
  • 2022年2月15日 24段
  • 2022年3月1日 17段
  • 2022年3月8日 25段

11月3日以降で一番ナンピンしたのが3月8日25段ですが、以下ゴールド(XAUUSD)の1時間足チャートよりポジション保有時の含み損MAX時のレート(2020.95ドル)を確認し、含み損MAXでいくらだったかを割り出した結果、約21.4万円でした。

「助さん格さんGOLD【地】」フォワードテスト 含み損MAX時のXAUUSD1時間足チャート

ナンピン幅を広げてマーチン倍率を下げたことで、ポジション数が増えても含み損が大分抑えられているのがわかるかと思います。今回マーチン倍率1にしてる為、25段目0.24ロットになっていますが、もしマーチン倍率3なら25段目0.72ロットです。

まあ細かいところで言えば、このEAはいっぱいナンピンする時、逆行しなくても決済ポイントに到達するまでひたすら5分毎にエントリーが発動し続けるという特徴がありますが、それが吉と出るか凶と出るかなんですよね。ただ、1分足ではなく、5分足だからなのかわかりませんが、意外とトレンドが出ている時はエントリーされないことが多く、それが含み損を抱えるシーンが少ない要因にもなってる・・・気がしますw

ただ、いくらナンピン幅を広げてマーチン倍率を下げたからといっても、当然無敵というわけではなく、物凄く強い一方通行の値動きがくれば限界はあります。それをご理解頂いた上で、この「助さん格さんGOLD【地】」に興味のある方は本記事をご参考にして頂ければ幸いです。

2024年9月2日(火)更新

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