【簡単】半裁量・裁量補助EAはマジックナンバー0にするだけ！手動でエントリーしてEAで決済！おすすめロジック3選の作り方＆注意点！【EAつくーる】

半裁量・裁量補助EAと、MT4・MT5のマジックナンバーについて解説していきます！

エントリーしたら自動的にTP（利食い）やSL（損切り）の設定が入るようにしたい、トレーリングストップやナンピンを自動的に入るようにしたい、稼働させてるEAの中でたまに手動エントリーしたいなど、トレードを続けていればこんなことができたらいいのに！と思う方は多いかと思いますが・・・

少なくともこれらについては半裁量・裁量補助EAで解決できるのですが、EAつくーるで簡単に自作することができますし、市販のEAでもマジックナンバーを変えるだけで半裁量・裁量補助EAとして利用する方法もあります！

本記事では、半裁量・裁量補助EA・マジックナンバーとは何？という基本的なところから、おすすめ半裁量トレード3選の作り方・注意点まで解説していきます！

半裁量・裁量補助EAとは？

半裁量・裁量補助EAとは、例えばエントリーは手動でするけど決済はEAでするとか、ワンクリックで全決済するとか、基本的には裁量トレードを楽にする為に補助的に利用するEAのことを指しますが、何を重視するのかは人それぞれですし、それによって搭載させる機能も結構変わってくるのかなと思います。

普段はエントリーも決済もEAに任せてる場合でも、EAではエントリーが入らない局面では手動エントリーして補完したいという方もいらっしゃるかと思います。例えば、RSI30を終値で割ったらロングするロジックで、30割らないけどダイバージェンスを目視で確認したら手動エントリーするなど、やりたいことは人によって千差万別かと思いますが・・・

マジックナンバーとは？MT4/MT5での確認方法は？裁量ポジションは0！

マジックナンバーとは？MT4/MT5での確認方法は？

マジックナンバーとはEAの識別番号のようなものです。

MT4のチャート上で既にEAを入れている場合、右上のニコちゃんマークをクリックするか、右クリックメニュー「エキスパートアドバイザ>設定」からEAの設定画面を開きます。

下記はEAつくーるで作ったMT4のEAの設定画面内にあるパラメーター入力画面ですが、一番上にある「Magic1」という部分がマジックナンバーに当たります。

市販のEAでもパラメーター入力画面にマジックナンバーの項目がある場合が大半で、ユーザーが各自任意の数字へ変更できるようになっているはずです。

1口座1通貨ペアでEAを1つしか使わないなら特に気にする必要もないのですが、同一口座同一通貨ペアで複数のEAを稼働させる場合、マジックナンバーが同じ数字で被っていると同じEAのポジションだと認識されてしまい、予期せぬ動作を引き起こす原因になりがちです。

尚、設定できるマジックナンバーには最大値があるのですが、下記のようにオール9にしてOKボタンを押してみたところ・・・

再度EA設定画面を開くと「2147483647」になっており、これがマジックナンバーの最大値です。
※同一口座内で21億個以上のEAを識別させる必要のある方はさすがにいないと思いますが・・・

マジックナンバー0にすれば裁量のポジションだと認識される！

ちなみに、手動か指値かに関わらず、EAを使わずに裁量でエントリーしたポジションはマジックナンバーが0だと認識されます。

そして、この特徴を逆手にとり、EA側でマジックナンバーを0に設定しておくと、裁量エントリーしたポジションをEAで決済することが可能で、他にもトレーリングストップ・ナンピン・取引時間制限などの機能をEAに入れていればそのまま適用されます。

エントリーだけ裁量で、それ以降はEAに任せたい半裁量スタイルはマジックナンバーを0にするだけで実現できます！

EAのマジックナンバー0でできるおすすめ半裁量トレード3選！作り方＆注意点！

基本項目で利食いと損切りのみの超シンプルパターン！

例えば、裁量トレードでドル円のポジションを取った時に毎度TP10pips/SL10pipsと設定するのは正直かなり面倒くさい作業ですよね。
※下記の画像はビットコイン（BTCUSD）の場合です。

左上のワンクリックトレードパネルをワンクリックするだけで常に一定のTP/SLが自動的に設定されるようにしたいのですが、これを実現するEAは凄く簡単に作れますし、なんなら今お持ちのEAで少しパラメーターをいじるだけでもできるかもしれません。

EAつくーるだと「基本項目」の「損切り」「利食い」の設定を入れるだけで、オプションや取引条件の設定も不要です。

作成したEAをMT4・MT5を入れてからパラメーター入力画面でTP/SLは変更できますが、その前にマジックナンバーを0に変更しておかないとEAが動作して自動的にTP/SLが入らないのでご注意ください。

ちなみに、手動エントリー時にTP/SLを自動的に入れるだけでいいなら、ポジション保有時にパソコンを閉じてEAが稼働オフになってもTP/SLはそのまま残りますし、敢えてこのEAを使う為だけにVPS（もしくは自宅サーバー）を有料で契約する必要はありません。

但し、VPS（もしくは自宅サーバー）上でEAを常時稼働していれば、外出時などに同一口座からスマホでエントリーした時でもTP/SLを自動的に入れることができます。MT4・MT5のスマホアプリからTP/SLを毎度設定するのはかなり面倒くさいので、スマホトレードが多い方はEAを常時稼働させておくと便利です。

手動エントリー⇒EAでナンピン・トレーリングストップなどを駆使して全決済！

TP/SLを入れるだけには物足りず、エントリーは手動でするけど、移動平均線やRSIなどのインジケーターを使って決済するとか、ナンピン・トレーリングストップなどを駆使して全決済するというEAも簡単に作成できます！
※下記は手動エントリー後に逆行し、EA側でナンピンが発動してる時の画像です。

EAつくーるでインジケーターを決済条件で使いたい場合、「取引条件」の画面で「買い決済」「売り決済」の条件を設定します。

RSIがローソク足1本前の終値で30を下回ったら売り決済したい場合の条件はこんな感じです。
※この条件だと一瞬30を下回っても終値で30以上だったら決済が入らずに引っ張ることになるので、利確を早くしたいなら0本前にするのもありかもですが・・・

また、裁量トレードだと手動で毎度設定するのが面倒くさいトレーリングストップ・ナンピン・ピラミッディングなどもEAつくーるでは「オプション」から簡単に設定できます。

多くのオプションが用意されてるので、ご希望のオプションを入れておきましょう！

尚、作成したEAをMT4・MT5を入れてから、パラメーター入力画面でマジックナンバーを0に変更しておかないと手動エントリーしたポジションに対してEAが動かないのでご注意ください。

この手法の場合、VPS（もしくは自宅サーバー）上でEAを常時稼働させておく必要があります。パソコン上で手動エントリーした後にパソコンを閉じてEAが稼働オフになったらナンピンや決済などがされないのでご注意ください。尚、EAを常時稼働させておけばMT4・MT5のスマホアプリからエントリーしたポジションに対してもEAは動くので便利です。

基本はEAでエントリー&決済⇒状況次第で手動エントリー&EA決済！

最後に、基本的にエントリーも決済も全部EAに任せてるけど、状況次第でたまに手動エントリーを行い、決済は全てEAというのも勿論可能で、これもMT4・MT5でEAのパラメーター入力画面でマジックナンバーを0にするだけで実現できます。

例えば、普段はローソク足1本前の終値でRSI30を下回ったらロング、RSI70を上回ったらショートをEAでしてるけど、RSIが基準値に達しなくても目視でダイバージェンスを確認した上で手動エントリーしたい場合などには使えそうでしょうか？他にもボリンジャーバンド±2σ逆張りなど別ロジックで手動エントリーを行い、ナンピンや決済等をEAに任せたりなど、人によってやりたいことは千差万別だとは思いますが・・・

尚、手動エントリーとEAエントリーでポジションが重複するのを防ぐ為、EAつくーるならオプションで「一本当たりのエントリー回数制限」「最大ポジション数制限」「連続エントリー制限」辺りは入れておいた方が無難かと思います。

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以上、半裁量・裁量補助EAやMT4・MT5のマジックナンバーについて解説してきましたが、本記事が裁量とEAの両方に興味のある方々にとって少しでも参考になっていれば幸いです。