「EAつくーる」が凄すぎる！できること・できないこと・評判・価格（1ヶ月版・1年版）は？買い切り可能？Web版・カスタムインジケーターの使い方・注意点まで徹底解説！

ゴゴジャン（GogoJungle）の人気EA開発ツール「EAつくーる」について解説していきます！

私も数年前からEAつくーるを利用してますが、プログラミング一切なし（ノーコード）で超簡単にMT4・MT5のEAを作れてしまう物凄く素晴らしいツールです！最近のEAブームもあってかユーザ数が急上昇しており（2023年4月30日時点で3,742本販売）、GogoJungle LABOという質疑応答用のページでも連日EAつくーる関連の話題で盛り上がってます！

EAつくーるとは？実績や評判・価格は？

「EAつくーる」はゴゴジャン（GogoJungle）から購入でき、プログラミング一切なしで超簡単にMT4・MT5のEAを作成できる人気EA開発ツールです。

実績・評判は？

下記の通り販売開始日が2015年5月21日と古く、現時点（2023年4月30日）での8年間の販売実績はなんと3,742本で、ユーザーから上がってくる要望に応じて年々バージョンアップ（Web版）を重ねており、運用の実績も十分のツールといえるかと思います。

また、GogoJungle LABOというページでは主にゴゴジャンで販売している製品について質疑応答用ができるのですが、下記の通り現時点（2023年4月30日）では質問の大半がEAつくーる関連で占められており、いかに今EAつくーるが人気で評判のツールだと認識されているのかが見てわかるかと思います。

ご覧の通り結構な頻度で質問が投稿されているので、EAつくーるのアクティブユーザーがいかに多いのかが見てわかるかと思いますが、生きたノウハウを入手しやすいという点もこのツールの大きなアドバンテージですよね。

価格：買い切りは可能？1年版と1ヶ月版の違いは？

EAつくーるを購入するには1年版（税込29,800円）と1ヶ月毎のサブスクリプション契約（税込2,980円）の2パターンあります。

10ヶ月以上利用し続ける意志のある方は1年版の方がお得ですが、まずはお試しでやってみたい・長期でのご利用はお考えでない方は1ヶ月毎の契約（解約手続きしない限り毎月自動課金）で始めて頂くのが良いかと思います。

私自身も1年版ではなく、必要に応じてこのサブスクリプションを契約したり解約したりを繰り返してますし、一時的にMQL4・MQL5のソースコードを見てプログラミングの参考にしたい、もしくはいずれはツールから卒業してプログラミングで一本立ちしたいといったようなお考えのEA開発者の方もとりあえず1ヶ月毎のサブスクリプション契約からでいいのではないでしょうか？

ちなみに、EAつくーるはWeb版とダウンロード版の2パターンあり（バージョンアップしていくのはWeb版のみ）、以前はWeb版の方でβ版として無料で始められたのですが、現在（2023年4月30日）は無料ではできなくなっています。始めて頂くのに最低でも1ヶ月分の2,980円は必要です。

それでは、次の項目からEAつくーるでできる・できないことについて簡単にまとめていきます。

EAつくーるでできることは？

プログラミングの知識ゼロで、多種多様なインジケーター・オプションの掛け合わせができる！

EAつくーるはプログラミングの知識が全くなくても、基本的なFXの知識・経験があり、こういうロジックのEAを作ってみたいというようなアイディアのある方であればとても簡単に作成できるようになっています！

Web版の取引条件を設定する画面を元に簡単に紹介させて頂きますと・・・例えば5分足でボリンジャーバンド3σの逆張りスキャルするロジックを作りたい場合、条件の一つは下記のような画面（※）になります。
※あくまで一例に過ぎないのでご了承ください。以下は期間20で1本前のローソク足の終値で上抜け or 下抜けという条件です。

このような条件を複数作って掛け合わせて（以下画面では4つの条件の掛け合わせ）、+3σタッチで買い＆-3σタッチで売りというようなエントリーもしくはイグジット（決済）のロジックをこんな感じで簡単に作成できてしまいます。

また、以下EAつくーるWeb版で指定できるインジケーターや、オプションの一部です。

MT4・MT5に最初から搭載されているインジケーターやオシレーターの多くが指定できるようになっており、オプションに関してもトレーリングストップやナンピンマーチン、仲値EAでよくある五十日のエントリー等これでもかというくらい多種多様な機能を簡単に設定できるようになっています。そして、Web版に関しては今後もユーザーの要望が反映されて使える機能がさらに増えていくと思われます。

尚、MT4・MT5に搭載されてないインジケーターに関しても、「カスタムインジケーター」を選択してインジケーター名を入力すれば簡単にロジックに組み込むことができるようになっています。
※以下はRSIダイバージェンスのサインツールを組み込んだ一例です。

MT4（MQL4）・MT5（MQL5）のEAをワンクリックで作成できる！

取引条件やオプション等を一通り設定したら、以下オレンジ色のボタンをワンクリックするだけで作成したMT4（MQL4）もしくはMT5（MQL5）のEAがダウンロードされます。

尚、当初のEAつくーるはMT4（MQL4）しか作成できなかったのですが、現バージョンのWeb版ではMT5（MQL5）のEAも同じようにワンクリックで作成できるようになっています。

MQL4とMQL5は別のプログラミング言語なので、4→5への移行はEA開発者が苦労する点だと思うのですが、そんな苦労を嘲笑うかの如くワンクリックでMQL4とMQL5でプログラミングされたEAを生成できてしまいますw

MQLの勉強に最適！EA開発者の登竜門的存在！？

以下、EAつくーるで作成したEAのソースコード（mq4ファイル）をMetaEditorで表示させたものの一部を抜粋したものです。

EA開発者がプログラミングする際、各プログラムがどんな意味を持つのかを後からわかりやすく確認できるように大抵はコメントを入れるものなのですが（別にEA開発に限った話ではないとは思いますが・・・）、EAつくーるではそのようなコメントが上記赤枠で囲ったような箇所をご覧の通り、自動的に表示されるようになっています。

機能一つ一つに丁寧なコメントが表示されますので、EAつくーるで作成されるコードを参考にMQLの勉強がしやすいようになっているのも大きな特徴かと思います。まあとはいってもプログラミングの知識ゼロでいきなりこの勉強法に取り組むのは結構ハードルが高そうなので、MQLの基本的な部分（変数・引数・関数・if文・for文等）については他のサイト・動画・本等で事前に軽く押さえておいてから取り組む方がいいのではないかと思います。

実際にEAつくーるでMQLを勉強してたEA開発者の方もいらっしゃるようですし、ある意味EAつくーるはEA開発者の登竜門的な存在なのかもしれませんね。

EAつくーるでできないことは？

無料のβ版がなくなり、現在は1年版・1ヶ月版のみ！

既に上述の通り、以前はWeb版を無料のβ版として利用できていた時期があったのですが、現行バージョンでは無料ではできなくなっている点には注意が必要です。

現在（2023年4月30日）のEAつくーるは1年版（税込29,800円）と1ヶ月毎のサブスクリプション契約（税込2,980円）の二択の為、始めて頂くのに最低でも1ヶ月分の2,980円は必要です。

また、これも既に上述の通り、EAつくーるはWeb版とダウンロード版の2パターンありますが、今後もユーザーの要望を反映させてバージョンアップしていくのはWeb版のみです。私自身は以前ダウンロード版を利用していたのですが、最近になってWeb版を使ってみたら恐ろしいくらい使える機能が増えていてびっくりしたのですが、ダウンロード版は古いままでバージョンアップされない為、Web版をご利用頂くことをおすすめします。

ツールで再現できないロジックは別途プログラミングが必要！

EAつくーるではあくまでツール内に搭載された機能しか使えませんので、それ以外の独自で複雑なロジックについては別途プログラミングする必要があります。

Web版が年々バージョンアップされ、使える機能は大幅に増えてはいるものの、何でも再現できるような万能なツールというわけではありません。カスタムインジケーターをうまく駆使することでできることは増えるかもしれませんが、それでも何でもできるわけではありません。

EAつくーるで何ができて何ができないのかについてはGogoJungle LABOで日常的によく質疑応答が飛び交ってますので、確認したいことをLABO内で検索して見つからなければ質問してみるといいかと思います。

EAつくーるWeb版の使い方！

購入・利用開始までの大まかな流れ！

まず、ゴゴジャンへの会員登録をされていない方は先に登録を行い、EAつくーるの販売ページで1年版（税込29,800円）もしくは1ヶ月毎のサブスクリプション契約（税込2,980円）のいずれかを購入します。
※始めから長期で利用する意志のある方は除き、基本的に最初は1ヶ月版の方から始めて頂くことをおすすめします。

EAつくーるを購入すると、ゴゴジャンの会員ページ左メニュー「開発する」の中に「EAつくーる」が表示され、ここからWeb版を利用できます。「基本項目」「オプション」「取引条件」の3項目でお好みのEAを作成していきましょう！

「オプション」「取引条件」については既に上述してるのでここでの説明は割愛しますが、「基本項目」の画面は下記の通りです。画面上部にてMT4・MT5のEAをワンクリックで作成できるようになっています！

その下の「EA一覧」では、今まで作ってきたEAが全て表示されます。このページでは画面上の全EAをワンクリックで自由にダウンロードできるようになっており、その右側の「複製」ボタンを押すと該当のEAと全く同じ設定が反映され、そこから修正して新しいEAを作成できます。

尚、「LABO みんなで教え合う」をクリックするとGogoJungle LABOのページが開きます。EAつくーるへの不明点等があればまずは本ページで検索して類似の質疑応答がないかを確認し、それでも解決できなければ質問してみましょう。

実際にEAをいっぱい作ってみた！

私もWeb版であれこれと条件を掛け合わせたりして試行錯誤しながらEAを大量生産していたのですが、バックテストで長期で安定したパフォーマンスが出たいくつかのEAについてはフォワードテストに回して検証していきたいと思ってます。

その中の一つが下記のEAなのですが、このシンプルロジックをもっと突き詰めたいんですよね。リスクリワードレシオ1:1ならできれば勝率6割（欲を言えば7割以上）を目指してブラッシュアップしていきたいと思っています。最終的にこのロジックを裁量でやるのか、EAでやるのか等はわかりませんが・・・

ちなみに、EAつくーるを使えばシンプルにロジックをいくつか掛け合わせて、オプションの機能をいくつか付け加えるだけなら確かに物凄く簡単にできるのですが、カーブフィッティングではなくしっかりと安定して稼げそうなロジックのEAを作ることはやはり容易ではないんですよねw

裁量でやってたロジックの一部をEA化してみても、時期によって結構成績にバラつきがあったりしてトータルではいまいちだったりしますし、その逆パターンもあったりで意外な発見もあったりします。むしろ裁量メインでやってきたトレーダーこそEAつくーるを検証で利用することで成長できる余地があるのかもしれないと個人的に思っていたります。

カスタムインジケーターとの連携方法＆注意点

最後に、これも既に上述してますが、MT4・MT5に搭載されてないインジケーターでも、Web版の「取引条件」の中で「カスタムインジケーター」を選択してインジケーター名（拡張子の.mq4や.mq5は不要）を入力すれば簡単にロジックに組み込むことができるようになっています。
※以下はRSIダイバージェンスのサインツールを組み込んだ一例です。

上記は「rsx nrp reg histo_mtf+divergence nmc」というRSIダイバージェンスのサインツールの例です。

データ・ウィンドウのサブウィンドウ1では買いサインが出たら上から4番目、売りサインが出たら上から5番目に何か数字が出てくる仕様なのですが、「計算項目」にはこの上から何番目かの数字（一番上の段を0番目とカウント）を入力します。つまり、買いサインなら3、売りサインなら4と入力します。

ここでカスタムインジケーターを利用する際について注意すべきなのが、MT4・MT5のデータ・ウィンドウで数値が表示されないようなインジケーターはカスタムインジケーターで使えないかもしれないということです。

有名なインフルエンサーが販売している有料インジケーターを購入し、EAつくーるのカスタムインジケーターでEA化してみようと思ってもデータ・ウィンドウで数値が表示されないように対策されていたらできない可能性がある点にはご注意ください。

ナンピンマーチンEAの作り方！【2024年8月31日追記】

SNSで詐欺業者による爆益を謳ったハイリスクなナンピンマーチンEAのIB配布が横行してますが、ナンピンマーチンはとてもシンプルなロジックですし、実はEAつくーるでも簡単に作れます！甘い言葉に誘われて詐欺業者へIB報酬を献上するよりも、自作する方が成長できますし、断然おすすめです！

ナンピンとは何？マーチンゲールとは何？という基本的なところから、具体的にどういうコンセプトでどうやってナンピンマーチンEAを作っていくのかというところまで解説する記事を別途作りました。是非ご覧ください！

朝スキャEAの作り方！【2024年10月21日追記】

EAつくーるでの朝スキャEAの作り方の解説記事を別途公開しました！

現在数多くの朝スキャEA（特に早朝時間のレンジ狙い）が世の中に出回ってますが、朝スキャはロジックそのものはとてもシンプルですし、EAつくーるでプログラミングなしで誰でも簡単に作れます！

下記の記事では、朝スキャにはどんなものがあるのかという基本的な部分から、どんなコンセプトで朝スキャEAを作っていくのかというところから具体的な作り方まで詳しく解説していきます。是非ご覧ください！

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以上、EAつくーるやEA開発について興味ある方にとって少しでも本記事が参考になっていれば幸いです！