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先日XMTradingでマイナンバー未提出のユーザーへ突然「マイナンバーをすぐに提出しろ!さもなくばペナルティー課すぞ!」という趣旨のメールがきて話題になった件について解説していきます!
従来マイナンバー提出は必須ではなかったのになぜ突然提出を強制するようになったのか等サポートにも問い合わせてますが、一連のやり取りについても全て掲載しており、XMTrading側が主張してるCRS(共通報告基準)やFATCA(ファトカ)との違い、さらに会員ページでのマイナンバー提出方法についてまでまとめて解説してます!
XMでマイナンバー提出は義務じゃなかったのにいきなり強制するメールがきた!

従来マイナンバー提出は義務ではなかった!
まず、私が10年以上前にXMTradingの口座を開設して以来、キプロス→セーシェルへのライセンス移行を挟んでマイナンバーの提出が必須だったことは一度もなかったと記憶してます。
口座開設時に「納税者番号(TIN)をお持ちですか?」を「いいえ」にして、理由は「当該国の法律によりTINの開示を義務付けされていない」を選んでおけばとりあえず提出しなくても大丈夫でした。

XMTradingの口座を有効化するには身分証明書(運転免許証・マイナンバーカード等)と住所確認書類(公共料金の請求書・領収書等)の2点提出が必須ですが、身分証明書で敢えてマイナンバーを選ぶ必要はありませんでした。
私も身分証明書はマイナンバー以外で提出していたのですが・・・
【青天の霹靂】XMからマイナンバー提出を強制するメールがきた!
先日(2026年5月11日)XMTradingから突然「重要:5月18までにマイナンバーを入力してください」という件名の以下メールがきました。
すべての機能を
引き続きご利用いただくため、
プロフィールを
更新してくださいお客様の口座プロフィールに必須情報の未入力項目があることが確認されました。
具体的には、プロフィールのマイナンバー欄に有効な納税者番号を可能な限り速やかに、遅くとも5月18までに、ご入力ください。お手続きが完了していない場合、お客様の取引口座に制限が課される可能性がございます。
本情報は、弊社との取引関係に適用される法令に基づき、提出が義務付けられているものです。
何卒ご協力賜りますようお願い申し上げますとともに、ご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。
よろしくお願いいたします。
XMTradingチーム
正直最初見た時はXMTradingを騙るフィッシング詐欺か何かと疑いました。だって「5月18」と雑な翻訳がされてたら個人情報を盗む為の典型的な詐欺メールじゃないかとそりゃ疑いますよね?w
でも、メールのドメインはxmtradinginfo.comでおかしくはないですし、SNS上でも同様のメールがきて憤慨してる方が結構いらっしゃるようなので、この時点で恐らくはXMTrading公式で間違いないだろうとは思いましたが・・・
今までずっとマイナンバー提出は必須じゃなかったのになぜ急に強制し始めたのでしょうか?しかも、5月18日までに提出しなかったら取引口座の制限を課す可能性があるという脅し文句まで・・・口座の制限ってまさか出金拒否でしょうか?もしそうならまずいですよね・・・
また、ここまで突然強硬的な態度でくると運営側は一体何を焦ってるのか?何か裏があるんじゃないかとも勘繰ってしまうのですが、近年世界のマネロン対策はかなり厳格化して規制が厳しくなってますからね。XMTradingにもその類の指導が入ったのでしょうか?
今まで義務じゃなかったのになぜ?サポートの見解は?
とりあえずXMTradingのサポートセンターへ問合せてみました。

御社から「5月18日までにマイナンバーを入力しないと口座に制限を課す可能性がある」という趣旨のメールが届いているのですが、セーシェルライセンスになってから今までずっとマイナンバーの提出は必須ではなかったのにも関わらず、なぜ急にこのような強硬な対応を始めたのでしょうか?
今の御時勢で金融庁無登録の御社へ簡単に個人情報を追加で提出するのは恐いのですが、納得できる理由をご回答頂けますと幸いです。

大変お世話になっております。
お問い合わせいただき、誠にありがとうございます。
弊社は認可された企業として、適用される法令を遵守する義務がございます。
そのため、当該法令に基づき、すべてのお客様を対象に、納税者番号(TIN)などの追加情報を定期的に収集することが義務付けられております。
日本居住者の皆様にはマイナンバー(個人番号)が発行されており、その番号はマイナンバーカードの裏面(もしくは個人番号通知書)に記載されています。
恐れ入りますが、お客様の納税者番号(マイナンバー/個人番号)を会員ページ内よりご入力いただけますようお願い申し上げます。
会員ページ:https://my.xmtrading.com/jp/member/financial
なお、お客様のデータはすべて適切に保護・管理されており、安全に保管されていることを改めて強調させていただきます。
これらの情報は、あくまで適用される規制要件を遵守する目的のみに限定して収集されるものです。
お手数をおかけして誠に恐縮ですが、何卒ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
何卒よろしくお願いいたします。
「認可された企業」とのことですが、XMTradingは別に日本で認可された企業ではないですよね?一体どこの国の法令のことを指してるのでしょうか?
また、「すべてのお客様を対象に、納税者番号(TIN)などの追加情報を定期的に収集することが義務付けられております」とのことです。口座開設から10年以上経って初めて今回のようなメールがきたのに、「定期的」とは一体・・・

御社は日本の金融庁で無登録の業者ですが、どちらの国の「適用される法令を遵守する義務」のことを仰っているのでしょうか?セーシェルですか?それともキプロスですか?
別にマイナンバーを入力すること自体は構わないのですが、
今回突然強硬手段のような形で個人情報を徴収しようとしてるのは決して印象は良くないです。
最初見た時は御社を騙るフィッシング詐欺か何かと疑いましたし、今回の背景に一体何があるのか気になります・・・

平素よりお世話になっております。
お問い合わせいただきありがとうございます。
納税者番号の登録に関する法令に関しましては「Common Reporting Standard (“CRS”) / 共通報告基準(CRS) 」となります。
また、同基準につきましては弊社会員ページ「法令文書」内にもその内容についてはご案内しております。
https://my.xmtrading.com/jp/member/legal_documents
「利用規約」にて、83ページ 項目76に記載しております。
英語での記載とはなりますが、ご確認をいただけますようお願い申し上げます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
どちらの国かについては明確な回答はなく、遵守する法令は「Common Reporting Standard (“CRS”) / 共通報告基準(CRS) 」とのことです。アメリカ人のみ対象のFATCAと合わせて次の項目で簡単に解説していきます。
CRS(共通報告基準)とは?FATCA(ファトカ)との違いは?
CRS(Common Reporting Standard/共通報告基準)とFATCA(Foreign Account Tax Compliance Act/ファトカ)はどちらも海外口座を利用した脱税を防ぐための制度ですが、対象となる国や人が異なります。
CRSはOECD(経済協力開発機構)が策定していて世界100カ国以上の国が対象で、口座開設している国の非居住者が対象になります。CRSには日本も加盟しており、例えば日本在住の日本人が日本のFX業者で口座開設する場合はCRSの報告対象外ですが、日本人が海外のFX業者で口座開設する場合は現地から見て非居住者とみなされ、日本の税務当局へ口座情報が自動的に通知されます。
一方、FATCAはアメリカ人のみが対象で、米国籍やグリーンカード(永住権)を持ってるだけで世界中どこに住んでいても対象になります。XMTrading以外でも国内外の金融機関で口座開設時に米国納税義務者かどうか毎度聞かれるのはこれらのルールに基づいている為です。
尚、XMTradingの運営会社でライセンス登録のあるセーシェル・モーリシャス・キプロスはいずれもCRS加盟国ですので、一応サポートの回答は出鱈目ではないようです。
利用規約(83ページ項目76)の日本語翻訳
次に、サポートから回答のあった「利用規約」(83ページ項目76)についても見ていきたいと思います。
XMTrading会員ページへログインし、右上アイコンメニューの中にある「マイ・プロフィール」をクリックします。

「法的文書」タブの中にある「利用規約」をクリックします。

全文英語の「利用規約」がPDFファイルで表示されますが、以下赤枠で囲った箇所が「83ページ項目76」です。

以下「利用規約」(83ページ項目76)の日本語翻訳です。
76. 共通報告基準(「CRS」)
76.1.
CRSは、参加国・地域間での金融口座情報の年次自動交換を規定しています。当社を含む金融機関は、関連情報を自国の税務当局に提出する必要があり、税務当局はそれをそれぞれの外国税務当局に転送します。76.2.
上記の目的のため、FATCAと同様に、当社、その関連会社およびサービスプロバイダーは、CRSまたはその他の適用法、規則および/または規制を遵守する目的で、クライアントから取得した情報、または契約および取引に関連して取得した情報を収集、保管および処理することがあります。これには、相互間および政府機関への情報開示が含まれます。クライアントは、これには、EEA域内外を問わず、厳格なデータ保護法、データプライバシー法、または銀行秘密法を持たない法域への情報移転が含まれる可能性があることを認識するものとします。
クライアントは、本利用規約または取引に関連して、クライアント自身またはその代理人が第三者に関する情報を当社、その関連会社またはサービスプロバイダーに開示する前に、当該第三者に、当社、その関連会社、およびそれらの代理人およびサービスプロバイダーが当該第三者の情報を収集、保管、処理および開示するために必要な情報が提供され、同意または権利放棄がなされていることを保証するものとします。
76.3.
引用元:XMTrading会員ページ「利用規約」
本利用規約に同意することにより、お客様は、当社が、お客様から取得した情報、または本契約および取引に関連して取得した情報を、直接的または間接的に、関連する税務当局または税務目的で当社を監査もしくは同様の管理を行う権限を有する当事者に提供すること、および当社が保有するお客様のアカウントに関連する追加情報を当該税務当局に開示することを承認するものとします。
CRS加盟国間での「年次自動交換」の為にマイナンバーなどの追加情報を「定期的」に収集するのが義務だということなのでしょうか?
別にマイナンバーを追加で提出しなくても、このCRSの仕組みによって日本の国税庁には日本人が使ってる海外FX業者の口座情報は既に筒抜けと思うのですが、なぜ今XMTradingはマイナンバーの収集を急いだのでしょうか?
勿論今回収集を急いだ経緯については知る由もないのですが、最近でも海外FX業者から国内銀行送金しようとして銀行口座が凍結されるのが相次いで騒ぎになったこともありましたし(※)、近年CRSの規制強化・範囲拡大が大きく進んでいることの一端ということなのかもしれませんね・・・
XMのマイナンバー提出方法

本当に口座制限を課されてしまったらまずいので、上記サポートとのメールやり取り後に私自身はすぐマイナンバーを提出したのですが、最後に提出方法についても解説していきます。
XMTrading会員ページへログインし、右上アイコンメニューの中にある「マイ・プロフィール」をクリックします。

「ご資金に関する情報」タブの中にある「税金に関する情報」で提出済みの「マイナンバー」「納税国」が表示されるのですが、右側にある「編集する」ボタンをクリックします。

日本在住でマイナンバーの登録がある場合、「納税者識別番号(TIN)をお持ちですか?」は「はい」を選択し、「TINを入力してから次に進んでください」にマイナンバー(12桁)を入力できたら「続行する」ボタンをクリックします。

「税金に関する情報が更新されました」という画面になればマイナンバーの提出は完了です。

最後に、「税金に関する情報」に表示されてるマイナンバーに誤りがないか確認しておきましょう。

以上、XMTradingでマイナンバーの提出が突然義務化になった件について解説してきましたが、本件について興味関心のある方にとって少しでも本記事がお役に立っていれば幸いです。
2026年2月2日(月)更新
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