GEMFOREX(Galaxy DAO)
GEMFOREXは2023年5月27日に「M&Aによる事業継承の協議開始」を発表後、5月31日に一時サービス停止となりました。それから協議の結果、債務(出金遅延分)の継承・各種条件・買収金額で合意となり、8月1日にGalaxy DAOへ事業譲渡されたことになっていますが、8月15日公開のホワイトペーパーV1にて出金は行わず、その分独自トークン「GBOND」を発行すると発表されました。10月31日公開のホワイトペーパーV2でも大まかな内容は変わらず、これまでの経緯を踏まえれば出金される期待値は極めて低いと言わざるを得ません・・・。
GalaxyDAOやM&A事業継承の協議、出金遅延等について詳しくは下記をご覧ください。
GEMFOREX(ゲムフォレックス)を海外在住者(非居住者)・移住者・他言語ユーザーがご利用時の取引条件(ボーナス・取引口座)等がどうなるのかをまとめて解説していきます。
GEMFOREX公式サイトは5カ国語(日本語・英語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語)に対応してますが、選択する言語によって表示されるボーナスキャンペーンや取引口座が異なります。海外在住者でも日本在住者と同様の条件で取引が可能なのでしょうか?具体的な線引きについてコンタクトセンターへも確認し、口座開設時の提出書類についても少し言及しています。
海外移住・海外赴任をご予定もしくは興味をお持ちの方や、今海外在住(非居住者)でGEMFOREXに興味のある方は是非本記事をご参考ください!
GEMFOREXは海外在住者(非居住者)も利用可能?利用不可の国は?
海外在住者(非居住者)は殆どの国内FX業者を利用できない!
まず、海外在住者(非居住者)がFX始めたいと思っても、殆どの国内FX業者(※)では口座開設することができません。また、既に国内FX業者を利用している場合、短期で海外旅行に行く程度であれば現地のネット環境でトレードするのは問題ないものの、海外赴任等の理由で移住する場合は国内FX業者を解約する必要があり、海外では利用できません。
要するに、海外在住者がFXをしたかったら基本的には海外FX業者を使わざるを得ないというのが現状です。
GEMFOREXは5カ国語ユーザーに対応!利用できない国はどこ?
GEMFOREX公式サイトは5カ国語(日本語・英語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語)に対応していますが、この5カ国語を使えたらどの国でもGEMFOREXを利用できるわけではありません。
公式サイトを英語モードに切り替えると、ページ下部に下記のような記載があります。
GemForex does not offer its services to residents of certain jurisdictions such as the U.S., Afghanistan, Belarus, Burma, Central African Republic, Congo, Cuba, Egypt, Guinea, Iraq, Iran, Lebanon, Libya, Mauritius, North Korea, Pakistan, Somalia, Sudan, Syria, Venezuela, Yemen, and Zimbabwe.
【日本語訳】
引用元:GEMFOREX公式サイト
GemForexは、米国、アフガニスタン、ベラルーシ、ビルマ、中央アフリカ共和国、コンゴ、キューバ、エジプト、ギニア、イラク、イラン、レバノン、リビア、モーリシャス、北朝鮮、パキスタン、ソマリア、スーダン、シリア、ベネズエラ、イエメン、ジンバブエなどの特定の法域の居住者にはサービスを提供しておりません。
GEMFOREXのライセンスのあるモーリシャスでもGEMFOREXが使えないのは不思議な感じですねw
前身のゲムトレードは香港で誕生し、海外とはいえ実質日本製のFX会社ですので、日本・韓国・中国・台湾といった東アジア中心で、かつ多くのヨーロッパ各国でも利用可能です。但し、アメリカでは利用できないのでご注意ください。
タックスヘイブンなら節税効果抜群!
FXトレーダーに限らず、所得が多い場合、節税目的で日本からタックスヘイブン(税率がとても低い、もしくは無税の国)へ移住する方は昔からよくいらっしゃいますよね。
これは日本の累進課税は所得が多い方ほど税率が大幅に上がって不利になる仕組みなので、タックスヘイブンへ移住した方が殆ど課税されない分、単純に手取り額が増える為です。例えば、日本で収入1億円で個人で確定申告したら半分の5,000万円くらいは課税(経費・控除額等は考慮せず)される一方、税率0%の国に移住したら手取り1億円になると考えたらわざわざ日本に留まるのもバカバカしいという考えに至っても仕方ないですよねw
これがFXトレーダーの場合、国内FX業者を使ったり(申告分離課税)、法人化して法人口座(※)を使ったりすることで日本国内でもある程度の節税は可能ですが、個人で海外FX業者を使っていたら収入は雑所得扱いで累進課税がかかりますし、タックスヘイブンに移住してしまった方が節税効果は大きく、かつ生活費も少なくて済むことが多いのも事実です。インターネット環境さえあればFXなんてどこの国にいてもできるんだし、収入が激増するということを考えたら日本を脱出したいと考えるトレーダーが多くても仕方ないのかもしれませんね・・・
GEMFOREXは海外在住者(非居住者)の日本人でも各種ボーナスキャンペーン利用可能?日本人以外は?【2022年12月12日更新】
日本国籍保有者なら国内在住者と同様のボーナスキャンペーンが利用可能!
GEMFOREX公式サイトのキャンペーンページを英語モードで開くと、下記のような画面になります。
他の言語でも同様のメッセージが表示されるようになっており、これだけ見ると選択する言語が日本語以外だったら口座開設ボーナス&入金ボーナスが利用できないということでいいのでしょうか?海外在住者(非居住者)が日本語モードを使ってたら利用できるのでしょうか?また、日本在住の外国人が日本語モードを使っていたらどうなるのでしょうか?
GEMFOREXコンタクトセンターへ真相を確かめてみました。
例えば、登録住所が日本国外の日本人がサイトで日本語を選択している場合、
登録住所が日本国内の日本人と同様のボーナスが受けられるのでしょうか?
「日本語」以外の言語を選択した場合、
上部メニュー「プロモーション」ではジャックポットしか表示されず、
取引口座でもガチゼロ口座やレバレッジ5000倍口座が表示されないのを拝見する限りでは、
選択する言語によって「ボーナスの開催条件等」が変わるという認識だったのですが、
「ユーザー」と「言語」のどちらで分けているのでしょうか?
ご連絡ありがとうございます。
現在のところ、日本国籍保有者で上述の「サービス提供していない国家」以外にお住まいでございましたら、日本語ユーザーとして登録が可能でございまして、日本国内の日本国籍保有者と同様のボーナスがお受けすることができます。
日本語ユーザーは、日本語版のウェブサイトからご登録いただくことが条件となっておりますため、外国語版のウェブサイトと表記が異なっております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
つまり、日本国籍保有者で、かつ日本語モードの公式サイトから口座開設していれば、GEMFOREXのサービス提供可能な国在住なら日本在住の日本人ユーザーと同様のボーナスキャンペーンを受けられるということですね。
尚、日本人であっても日本語以外のモードで口座開設していたら同様のボーナスを受けられない可能性があるのと、日本人以外だと日本在住で日本語モードで口座開設してたとしても同様のボーナスを受けられない可能性もある為、最終的にはコンタクトセンターへ個別に確認するようにしましょう。
日本人以外でもジャックポットは利用可能?取引口座の違いは?
英語モードでジャックポットのページを開くと下記のような画面になりますが、どの言語を選択してもジャックポットのページは表示されます。
つまり、GEMFOREXの5カ国語全ユーザーがジャックポットを利用可能です!
日本人以外のユーザーだと入金手段はクレジットカードがメインになるかと思いますが、ジャックポットはクレジットカード入金でもボーナス半減しませんからね。
また、英語モードで口座タイプのページを開くと下記のような画面になりますが、日本語以外のどの言語を選択しても同様の画面構成になります。
ちなみに、日本語モードのページだと口座タイプは下記のように表示されます。
要するに、ガチゼロ口座とレバレッジ5,000倍口座は日本人専用のサービスであり、日本人以外のユーザーは利用できません。
日本人・日本人以外が利用可能なボーナスキャンペーン・取引口座まとめ
日本人・日本人以外でGEMFOREXのボーナスキャンペーン・取引口座の利用可否がどのように変わるのか以下簡単にまとめてみました。
日本人以外だとジャックポット以外のボーナスやガチゼロ口座・レバレッジ5,000倍口座は利用できませんが、それ以外は全部利用可能ですし、取引条件も殆ど変わりません(※)。ミラートレードやEAも全ユーザーが利用可能です!
※言語によって各取引口座の初期預託金が異なります。
日本人 | 日本人以外 | |
---|---|---|
口座開設ボーナス | 〇 | × |
入金ボーナス(不定期抽選式) | 〇 | × |
ジャックポット | 〇 | 〇 |
お誕生日プレゼントキャンペーン | 〇 | × |
乗り換えキャンペーン | 〇 | × |
お友達紹介キャンペーン | 〇 | × |
オールインワン口座 | 〇 | 〇 |
ミラートレード専用口座 | 〇 | 〇 |
ガチゼロ口座 | 〇 | × |
ロースプレッド口座 | 〇 | 〇 |
レバレッジ5,000倍口座 | 〇 | × |
お財布口座 | 〇 | 〇 |
デモ口座 | 〇 | 〇 |
GEMFOREXの海外在住者(非居住者)の口座開設時の必要書類は住所証明書が要注意!
身分証明証は大丈夫なはず!でも住所証明書は?
GEMFOREXで口座開設する際、国内在住者か海外在住者(非居住者)かに関わらず、個人口座の場合は以下3点の書類をマイページ上で提出する必要があります。
上記3は1があれば問題ないので、必要な書類は身分証明証と住所証明書の2点ですね。海外在住者(非居住者)の場合、身分証明証はパスポートがあるので大丈夫だと思いますが、住所証明書は日本在住の場合と少し勝手が違います。
お住まいの国の日本大使館で取得できる在留証明書か、お住まいの国の銀行で取得できる残高証明書のいずれかを用意する必要があります。ただ、FX業者によって住所証明に必要な書類は変わりますので、他社でも口座開設されたい場合はFX業者に事前に確認しておくといいかと思いますが、残高証明書の方が「資金が十分あること」の証明でもあり、ビザ申請でも必要なことが多いのでスムーズにいきやすいかもしれません。
言語によって必要書類が変わる?
最後に、日本人以外の方の場合の口座開設時の必要書類ですが、簡体字中国語ユーザーだけなぜか身分証明証のみのようです(理由はわかりませんw)。また、言語によって身分証明と住所証明で必要な書類が変わる可能性もありますので、必要に応じて都度確認するようにしましょう。
GEMFOREXグローバル(セーシェル法人)がサービス開始!海外ユーザー向けのサイト! 【2022年12月3日追記】
先日(2022年12月1日)GEMFOREX公式サイトがリニューアルされたのにつき、海外ユーザー向け(英中台韓)のサイトであるGEMFOREXグローバルのサービスが開始されました。このWEBサイトの運営の為、セーシェル金融ライセンス(SD116)を取得しているようです。
日本人の海外在住者(非居住者)は引き続き日本ユーザー向けサイトをご利用頂くことになりそうですが、海外ユーザーはセーシェルへアカウント移行することになり、入金ボーナス等のサービスが今後充実する可能性があるかもしれません。
本件について詳しくは別途公開した下記の記事をご覧ください。
gemforex.com⇒日本在住者、GEMFOREXグローバル⇒海外在住者の区分けに変わった!国籍関係なし!【2022年12月12日追記】
別件でコンタクトセンター問合せ時に判明したのですが、以下2サイトは下記のような切り分けになるという案内をされました。
日本在住のお客様 https://gemforex.com/
日本以外にお住いのお客様 https://www.gemforexglobal.com/
このように現在は閲覧サイトを切り分けております。
従来なら日本国籍保有者なら海外在住でもgemforex.comで各種ボーナスを受けられたはずですが、GEMFOREXグローバル立ち上げによって状況が変わった可能性がある為、下記の通り確認してみました。
11/25に貴社から頂いた回答では、海外在住でも日本国籍保有者であれば日本在住ユーザーと同様のボーナスが受けられるとのことでしたが、今後も海外在住の日本人ユーザーはgemforex.comを利用できるという認識でよろしいでしょうか?
ご連絡いただきありがとうございます。
日本在住のお客様 https://gemforex.com/
日本以外にお住いのお客様 https://www.gemforexglobal.com/
こちらは「現在の居住国」で分かれることとなり
下記のような分け方となります。
・日本在住の日本人 → gemforex.com
・海外在住の日本人 → gemforex global
・日本在住の外国人 → gemforex.com
・日本人以外で海外在住 → gemforex global
そのため
「今後も海外在住の日本人ユーザーはgemforex.comを利用できるという認識でよろしいでしょうか?」
とのご質問に関しての回答は
「海外居住者に関してはgemforex globalをご利用いただくこととなる」という回答になります。
11月25日のご案内は、25日時点のルールでご案内を行っており
gemforex global移行後のことも加味したうえでご案内するべきでした。
大変申し訳ございませんでした。
どうやら国籍関係なく、2サイトの切り分けは「現在の居住国」で決まり、従来は海外在住でもgemforex.comの入金100%ボーナス等を利用してた日本人も、今後はGEMFOREXグローバルへ移行となり、利用できなくなるようです。
まあ国内FX業者でも海外在住者は基本的に利用できませんしね。納税についても居住国の仕組みに従うことになりますし、GEMFOREXでも居住国に合わせたサービスを行う方向ということなのでしょうね。
尚、追加で下記の質問もしています。
既存の「海外在住の日本人」ユーザーに対しても既にgemforex globalへアカウント移行のご案内をされているのでしょうか?
gemforex globalのWEBサイトを一通り拝見する限り、
日本人向けの派手な各種サービスがあるわけでもなく、
別業者のような印象なのですが、従来のサービスが気に入ってる方は
移行後に利用をやめる方が続出しそうな懸念がありますが・・・
ご連絡いただきありがとうございます。
emforex.comかgemforex globalの判別は
現在の居住地が関係しており、海外居住者に関しては、
移行案内済となります。
そのため、海外居住者については弊社で取引を継続されたい場合は
皆様ご対応いただくこととなりますので、ご理解いただきますよう
お願い申し上げます。
GEMFOREXへの登録住所が海外の方は既にGEMFOREXグローバルへのアカウント移行を案内済みのようです。登録住所が日本の住所のままだったら移行の案内がこないのかもしれませんが・・・
GEMFOREXグローバルの本格的なサービス展開はこれからだと思いますが、今後海外在住者がGEMFOREXをご利用頂く場合、GEMFOREXグローバルをご利用頂くことになるのでご注意ください。
以上、海外移住をご検討の方や、現在海外在住の方がGEMFOREXのご利用をご検討頂く際に少しでも本記事がお役に立っていれば幸いです。
2023年11月9日(木)更新
GEMFOREXは2023年5月27日に「M&Aによる事業継承の協議開始」を発表後、5月31日に一時サービス停止となりました。それから協議の結果、債務(出金遅延分)の継承・各種条件・買収金額で合意となり、8月1日にGalaxy DAOへ事業譲渡されたことになっていますが、8月15日公開のホワイトペーパーV1にて出金は行わず、その分独自トークン「GBOND」を発行すると発表されました。10月31日公開のホワイトペーパーV2でも大まかな内容は変わらず、これまでの経緯を踏まえれば出金される期待値は極めて低いと言わざるを得ません・・・。
尚、GEMFOREXの一時サービス停止・M&A事業継承協議・買収先(GalaxyDAO)・規約違反者への対応厳格化・出金遅延に関しては下記の記事をご参考ください。
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